作品
節分に異装をする「オバケ」という風習は何のためだったのか。京の人々の心を支えてきた民俗と信仰、四季の行事、祭りを読み解く
めまいの原因はヘルペス・ウイルスではないか。札幌の一内科医の仮説が見事に実証された。症例二千百、治癒・回復率84%!
サスペンスにあふれ、スリリングな展開に目を奪われたかと思うと、ユーモアとウィットで楽しませてくれる――著者ならではの短篇集
「愛染かつら」「西鶴一代女」「雨月物語」……数々の名作に出演、映画監督としても高い評価を得た大女優・田中絹代の一生を精緻に描く労作
歌に時代あり、歌手にゴシップあり。カラオケで知ったこの名曲あの歌手にはいろんな事情が隠されている。面白エピソード満載!
ロックの大御所の死の謎を追い、怪人物満載のロック界へ突入するは死亡欄専門記者ジャック! 爽快な笑いを堪能できる犯罪小説
世界のカジノを舞台に詐欺を働き「人が大金をスる所から大金を取った」と自負(?)する著者があかす「スティング」なみの痛快譚
難航不落のシンガポールを攻略し、白人の植民地支配を破ったマレーの虎・山下奉文。その悲劇を帯びた末路が象徴する昭和の本質とは
崩壊した銀行不倒神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く長篇小説
権力の圧力で真実解明を妨害された怪事件の封印を解いた衝撃の大作。名推理として名高い「下山国鉄総裁謀殺論」「帝銀事件の謎」等
江戸時代、文政天保期の九州・柳川藩の剣に生きた男たちの姿を活写した表題作のほか、武将・武士たちの意地を描いた傑作短篇全九作
兄の使いで、根岸の白萩屋敷に出かけた東吾は、美しい女主人の顔に残る火傷の痕に一驚する。人気投票で一位の表題作ほか、全八篇
日本に憧れ、ボートで利尻島に上陸した一人のアメリカ人の体験を通して、開国に向けての意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説
「自分が死んだ時の記事を人にまかせられるか!」本人が書いた死亡記事から見えてくる意外な素顔と死生観。人生を考えさせる傑作
中国、春秋時代の晋。没落寸前の家に生まれながらも武術と知力でのぼりつめ、名宰相となった天才的な兵法家の生涯を描く歴史長篇
露伴、一葉から吉行、三島、水上勉まで。明治以後の日本の小説の中から、宮本輝さんが極私的に選んだ「今読んでほしい」珠玉の十五篇
年を取ったからこそわかる歓び、自分一個で生きる自由、その日初めての酒の旨さ……老年の美学を貫いて逝った氏の珠玉のエッセイ
互いの家族を連れ、愛人と旅行中、娘が失踪。罪の意識に苛まれる母親を誰も救えない——。ラストが議論を呼んだ直木賞受賞の問題作
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