作品
「日本に歴史のことで謝罪を求める必要はない」。中国の気鋭の論客が21世紀の新たなる日中関係を築くために説く斬新なオピニオン
万葉、記紀の古代から、現代の水上勉、渡辺淳一に至るまで、さくらはどう詠われ、描かれてきたかを通して、日本の精神文化を問う
第二次大戦中、ローマ教皇ピウス12世はナチスによるユダヤ人虐殺を知りながら止めようとしなかった。沈黙の理由を彼の人生に探る
文芸編集者として長年活躍した著者が、作家の素顔や受賞までの経緯を振返り、文学界の流れを通観する。芥川・直木賞の全データ付
誰にも読めることをめざす新聞の表記は、現代の日本語のいわばスタンダード。この身近な“教材”をもとに私たちの言葉を再勉強する
心理学を取り込んだ行動経済学をベースに、愉快なパズルを楽しみながら、様々な投資やギャンブル、そして人生の極意をも会得する本
旅館で女性ギャンブラーが殺された! 現場には「陰陽」の文字が。流鏑馬神事を舞台にした復讐劇の謎を十津川警部は解明できるのか
予定利率引下げ――契約者を無視した世紀の暴挙のカラクリを明らかにし、生保業界の腐敗を初めて書き尽くした衝撃の告発小説!
女、三十代半ば。突然別れを告げられ、自らの心の弱さに直面する。不安、怒り、自信喪失そして……。働く女達の心模様を描いた全三篇
亡き妻、亡き夫、亡き友……。生者たちの官能の昂ぶりに、死者の気配が微妙に影響を与えてゆく。大人のエロスを描いた八篇を収録
米国ロス郊外の美しい丘に住む一家と、親のいない山鳩の兄妹との触れ合いを通して、親子の愛、家族の愛を優しく温かく綴る絵物語
うつ病のヤクザに痴漢の友だち、シンドい事情を抱えた奇妙な人々のメゲない、挫けない、すねない生き様を描いた鮮烈なデビュー作
門地もたよるべき親戚もいない貧素な青年は遊説者となる。白い雲が浮かんでいた…。寡欲で清しい名宰相・范雎の生涯をえがく会心作!
カバラ、占星術、タロット、黒ミサ。黒魔術に関するエピソードを記し、世に強烈なインパクトを与えた六〇年代の先駆的エッセイ集
ハンバーグステーキはお口の中の泥遊び、ポークソテーの無念、つぶかこしか、ぶどうパンの無レーズン地帯解決法、魅惑の新生姜他
地方都市で起きた連続殺人。犯人は町の文化人を次々に殺すつもりか? 半狂乱に陥った作家の“恐怖”を克明に描く傑作異色ミステリー
身内から疎まれ、孤児の少女の絵を描くことで生きる力を取り戻した孤独な老武士。しかし少女は若者の集団に弄ばれ殺されてしまう
天皇暗殺を企てたとして幸徳秋水を含む十二名が処刑された「大逆事件」。近代日本を震撼させた事件の全貌に新資料を駆使して迫る
五感全開で山野を駆けた少年期から純でちょっぴりエロティックな性の目覚めまで天才芸術家が十代の青春をみずみずしい感性で綴る
三船敏郎、山本富士子、山口淑子、黒澤明、木下恵介……邦画黄金期の大スターが触れあった名優、名監督との面白おかしい映画界裏話
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