作品
まだ貧しく、垢抜けなかった昭和三十年代。関西の小都市で育った少女の目に映った家族や学校。懐しさと厭わしさが交錯する短篇集
とらがおれの悪業を洗い清めてくれる。薬物&アルコール中毒者を救うのは神の愛らしい化身。気まぐれネコに捧げる写真エッセイ集
21世紀に入っても相変らずスットコなTV界。小柳ゆきも花田憲子もケイン・コスギも、明日はあるのか!? 絶好調のシリーズ第5弾
このままでは日本は知的に崩壊する! 東大客員教授の体験をもとに高等教育の問題点をえぐり、現代の教養とは何かを具体的に説く
シワやシミは消せる。最新の美容技術の数々、毎日のメイクアップのノウハウを紹介しながら身体と心の若さを保つ生き方を提唱する
昔置き去りにした我子とも知らずに、借金の取立てに出向いた長助の胸中は。片脚の老盗の哀しい姿を描いた「蛙の長助」他全二編
戦国の世、足利将軍の御落胤多門夜八郎は、剣一ふりをたよりに放浪中、圧政と水不足にあえぐ農民たちを救うべく起ち上がった。八人の強者たちを加えて、悪名高き城主の大軍と闘う。
(上を参照)
首斬り浅右衛門と異名をとった幕府の試刀役山田家は二百五十年続いたが、その重荷を背負った天才少年吉亮は家の崩壊に直面する。幕末史に新境地を拓いた直木賞受賞作。(西尾幹二)
庶民から天下人にまで登った豊臣秀吉の陽気さの裏にこの一族に流れる残忍な血脈があった。空前の栄華の一部始終を見とどけた秀吉の姉ともの目を通して豊臣家の栄光と悲惨を描く。
坂本龍馬を斬殺した事実を死の直前まで明かさなかった孤独の剣客の心底を描く表題作を始め、著者会心の時代小説集。「刺客」「密書」「自日没」「小次郎と義仙」「朱鞘坊主」他六篇収録。
幕末期、宿命ともいうべき異国への憎悪に燃え、狂乱怒濤の中に自らの短い生涯の燃え尽きるときをめざして、ひたすら駆けて行く志士・久坂玄瑞の武と愛の軌跡を描く。(小林慎也)
異国のシャトウで日夜繰り広げられる美貌の妻の調教――肉体改造。エリート医師の夫の企みは、彼女をどう変えるか? 衝撃の問題作!
四十にしてマドモワゼル、ダジャレー夫人の恋人などなど、笑いによって人の心を開くユーモアの面白さを豊富な実例で紹介します!
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