作品
酒、食、阿片、釣、支那風呂など、長年の旅と探求がもたらした深沈たる一滴また一滴。表題作他、川端賞受賞作「玉、砕ける」「飽満の種子」「貝塚をつくる」「黄昏の力」「渚にて」を併録。(高橋英夫)
男と女がかもしだす性の微苦笑を面白おかしく訴えたベストセラー。軽妙洒脱な語り口にのせて、やんわり、ほんわり、ずんばらり。たおやかに男性自身に迫るおせいさんのお色気談義。
話はいよいよ佳境に入り、揺れ動く女心と女体の相関関係の不可思議、玄妙なこと。さわやかさとおかしみあふれる粋談の独演会。ますます冴えるベストセラーの第二弾。(中山千夏)
続々と新球団誕生! ようこそ近未来のプロ野球に。日本の球界は3リーグ18チームの輝かしい“地方の時代”を迎えていた。走者一掃の三塁打的あと味爽やか空想小説。(篠沢純太)
ミステリー作家への登竜門をめざす人たちだけでなく、ミステリーファンに贈る“書き方と楽しみ方”。推理小説の変遷、発想法、トリック論などわかりやすいミステリー作法入門。
富岡八幡宮恒例の牡丹市で持ち上がった時ならぬ騒動。一位の花をすり替えた下手人は誰なのか?お馴染みの人情捕物帳八篇を収録
捕鯨船が連れてきた「南極大使」は、なぜこれほど日本人に愛されるのか。「カワイイ」だけには留まらない、ペンギンの意外な素顔
「佐助の牡丹」で二十五巻を数える人気シリーズの魅力を、著者インタビュー、名取裕子VS.沢口靖子対談などで、多角的に徹底紹介
週刊文春連載「棚から哲学」シリーズ第3弾。ソクラテスの口説き方、妻のためのに死ねるか、人生は無意味か……。大爆笑エッセイ集
虚飾の世界を自ら離れた高峰秀子だが、義母との凄絶な関係は終わらなかった。大女優の身内との葛藤とその後の爽やかな日常を描く
中曽根康弘、石原信晃、孫正義、五木寛之――、十一人の論客と、政治、経済から教育、宗教まで、日本がいま進むべき道を語り合う対談集
老荘から「帰去来の辞」で著名な陶淵明、清初の衰枚まで、奇行と風狂を尽くした十六人の隠者の生涯から見えてくる挫折の果ての風景
戦前まで日本の地方都市は輝いていた。それが衰退し東京一極集中という事態が生じたのは、シャウプ税制のせいだ。今こそ革命を!
毒物販売、個人の中傷、ワイセツ犯罪、詐欺事件、国の機能も脅かすハッカーやウィルスの恐怖。その実態を、対策とともに紹介する
間違った情報を訂正し、片寄った理解を変えてもらう。日本の外交官がこういう平凡な努力をすることさえ、意外に思う韓国人がいた
「スカルノの娘」を押しのけて誕生したグス・ドゥル政権は何処へ行く? 一研究者がこの眼で見た激動するインドネシアの7色の虹
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。