作品
戦後初めてテレビカメラが捉えた海底の大和の艦姿。九州沖に沈んだ三千名の乗員は、いかに燃えつきたか。日米の資料を駆使し、沖縄戦に散華した“幻の巨大戦艦”の軌跡を辿る。
砲台築造、小銃術、造船術などの西欧の軍事技術を学びながら近代への道にめざめていく青年桂小五郎が、明治の官僚として檜舞台で活躍するまでの、激動の生涯を克明に描く長篇。
(上を参照)
滅びゆく職人の世界に身を置く男と、手広く事業を営むかつての恋人との再会が、悲劇的な結末へつき進む。直木賞受賞作家による、宿命の愛の行方を見すえた小説四篇。(小杉健治)
昭和三年広島で起きた養母殺し、四十九年千葉で起きた両親殺しなど、いまだに未解決な難事件に携わった弁護士たちがいかに闘ったかを描く法廷ノンフィクション。(庭山英雄)
三十年前に死んだはずの男が生きていた。そして恐るべきたくらみが進行していた。時はあたかも“北京暴乱”。大陸へ飛んだ岩崎警視正は何を思う? 新構想で描く長篇力作。(植村修介)
台本を書いていたのに、いつの間にか出演者にもなって大活躍した「シャボン玉ホリデー」。タモリもたけしもみんな「シャボン玉」を見て育った。文句あっか、青島だァ!(景山民夫)
明石家さんま、桂三枝、笑福亭仁鶴、西川きよし、横山やすしたち人気タレントを擁する吉本興業の“笑売繁盛”の秘密。“笑いの王国”のドン林正之助の夢と野望。(和多田勝)
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