作品
南北戦争末期、血なまぐさい戦場に白球が舞う。スパイがらみのマル秘作戦だったが、いつか兵士たちに友情が芽生え……。感動の超大作
熊本、鹿児島、沖永良部、そして豪州、フィージーへ。南へ惹かれるこの衝動はいったい何か? 円熟期に達した著者の心象風景を綴る
精子をめぐる男と女の闘い、若い女がダイエットに走る理由、ファッションの意味、奇人科学者の横顔など、師弟による爆笑科学対談
片や思想界の巨人、片や通信社を辞して陋巷に潜み、心眼を動かす芥川賞作家。オウム事件、中国、性を、体験を交えた白熱討論!
バリ島で神の山に登る、久しぶりの文芸講演、星降る町で自作映画の上映会……。シーナの日常がぎっしりつまったシリーズ第八弾!
読む。酒を飲む。朝茶も飲む。暮らし、そして、読む。思わぬ面白本満載。読書の達人の底抜けに楽しい書物エッセイ、待望の文庫化!
ブラジルとアルゼンチンの違いは。ACミランはなぜACミラノではないのか。世界の多様なスタイルを俯瞰してサッカーの本質を探る
浪費家、酒乱で趣味がランパブ通い。そんな俺が、かつて見合いで出会った友人の妻に恋慕し、策謀を練るのだが……。「人生の聖」併録
十三万冊の本をいかに集め、どう読み、なぜ大図書館をつくるに至ったか? 井上ひさしさんと本が繰り広げる波瀾万丈の運命の物語
鬼平が、密偵のおまさと大滝の五郎蔵の仲人をしてやる「鯉肝のお里」や、息子の辰蔵が徹底的にしごかれる「追跡」など傑作を収録
江戸末期、難破した幕府の御用船からこっそり米を奪った漁師たち。以来、村を襲う悲劇と、追いつめられた人間の心理を描く歴史小説
日本最初のロケット戦闘機、いまだ破られない最速の実験機、幻の先尾翼機など、飛行機の開発に賭けた男たちを描くノンフィクション
傲慢な舅と夫、生さぬ仲の二人の息子に仕えて十三年、家族の心に先妻が入りこんでいることを知った後妻は……。向田ドラマの傑作
スペインに魅せられ、遂に移り住んでしまった著者がタクシーを上手に使って楽しむ旅のコツを開陳。読むだけでも面白い情報が満載!!
『正しく生きるとはどういうことか』でブレイクした人気・生物学者が、自由な生き方、男女の不思議、モラルの是非等を問う快心作。
「鈍牛」と呼ばれ、その真正直な気質でかわいがられている亀吉が放火犯で火炙りになるという。腑に落ちない鬼平は……。全二話収録
文学に憧れる青年は父の死により大所帯を養う身に。太平洋戦争、混乱から高度成長期と、激動の昭和をたくましく生きた家族の物語
新宿、新大久保、新潟そして茨城を点と線で結ぶ怨念と復讐の物語。「彼女」は三代にわたる怨念を晴らすために生まれた「化身」なのか……。
前著『昭和精神史』を昭和二十一年八月で閉じた著者が描く昭和の終焉。三島由紀夫の死に続き昭和天皇の崩御で巻を閉じる鎮魂の大冊
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