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がんマラソンのトップランナー 伴走ぶっとび瀬古ファミリー! 瀬古昴

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2021年03月26日
ジャンルノンフィクション
コード1600899100000000000Q
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『がんマラソンのトップランナー』(瀬古昴)
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がんマラソンのトップランナー 伴走ぶっとび瀬古ファミリー! 瀬古昴

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2021年03月26日
ジャンルノンフィクション
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瀬古利彦氏長男の過酷にして明るい治療生活

25歳で血液がんの一種「ホジキンリンパ腫」を発症し、33歳までの8年間に治療、入院、たびたびの再発などジェットコースターのような治療生活を送っている青年がいます。あのマラソンの瀬古利彦氏の長男昴さんです。その治療はまことに過酷なものでした。抗がん剤投与、再発、骨髄移植、オプジーボ投与、脳への転移、放射線照射……頭痛や吐き気、呼吸障害など半端ない苦痛にさいなまれ、なかなか出口の見えない治療生活の中、時には心が挫けそうになりながらも、昴さんはある言葉を胸に、明るく前を向き続けています。それは、2020年の実業団対抗ニューイヤー駅伝を入院中の病室のテレビで観ていた時のことでした。問診に訪れた医師がテレビを観ながら「昴くんはトップランナーですからね!」と言ったのです。昴さんは、トップの選手を後ろの選手が追いかけている映像を観ながら頭の中で何かが繋がり、ぶわっと涙が出てきたそうです。「ああ、僕はトップランナーなのか。今味わっている辛さも、副作用も、いい作用も、もしこれから僕と同じ状況になる人たちがたくさんいるとしたら、先例としてその人たちが生きて行くための手助けになるのか。これが自分が病を頂いている意味なのか。誰かのためになっているのか」と。これが今の昴さんの治療へのモチベーションであり、本書のタイトルの由来です。本書は過酷な現実を明るく、時には笑いを誘う筆致で描き出しています。昴さんは言います。「『人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇だ』というチャップリンの言葉のように、経験を客観的にみることでユーモアに変えられる。それをやってみたいと思っています。ユーモアに変えられたなら、その経験を『本当に乗り越えた』と言えるのではないか」。この言葉の通り本書は、祖母・両親・兄弟ら家族とのユーモラスな交流を交えつつ書かれた、笑いとひたむきさにあふれた「人生の応援歌」です。

目次

第1部 僕は病と生きるトップランナー
01 病を頂いて考えたこと
8年間のジェットコースター人生
病気になるってどういうこと?
病を頂いた意味のひとつ「昴くんはトップランナー」
病は自分を進化させるための試験
2020年2月、脳への転移が発覚
02 ホジキンリンパ腫との8年間のお付き合い
僕という人間
体調を崩した原因「怒り」と「恐れ」
体調不良になったころを振り返る
病院に行くことを拒んだ「暗黒期」
初めての入院、抗がん剤治療
再発のショックと精子保存
ホッとしたのもつかの間の再発
採精室と「18匹」
サルベージ療法での入院
骨髄移植
無菌室で過ごした日々
お子さんの患者も
「オプジーボ」免疫治療薬との出会い
03 学んだこと、大切にしたこと
幸せのハードル
幸せと感じる回数は増えた
オシッコが出る幸せ
「何か悪いことした?」
お医者さんとの付き合い方
痛みと恐怖感
「帯状疱疹後神経痛」の1ヶ月
大事な場面で、恐怖心をもとに判断すると間違えやすい
恐怖感をぬぐうお写経、音読
好きなものを持つ~コーヒー、英語、音楽~
呼吸の苦しさと付き合う生活
嚥下障害との付き合い、克服
恋愛と結婚
アイデンティティでありコンプレックス
コロナウイルスと、不安への対処方
「魔女の宅急便」を観て改めて気づいたこと
自分を救ってくれている「マンガ」
自分で自分の機嫌をとる
美しいものを作り出すこと
04 僕と家族
家族とのかかわり
母への尊敬
父への思い
僕と兄弟
僕と祖母
祖母に元気になった姿を見せたい
05 これからの自分
もう一度ハワイへ
心に積み重なてきたもの
第2部 伴走ぶっとび瀬古ファミリー!
01 2016~2017年
ベ平連
ミディアムボディ
栄光の架橋祖母バージョン
きんのたま
フクリンモン
止まない雨はない
それな
警察に行ってください
LG21
タイだけにね
あっぱれ
ジンバブエ
マラソンに長じている父
三男VS.祖母~10回クイズ~
ケビン
菊夫
ドゥ
スマップ
自分に引き寄せすぎ
ブルーボトルコーヒー
タエコの歌
アメリカ大統領選
ボジョレヌーボー
祖母の習性~英語編~
種子島
ポンチョ
首相
よりぬき・父
クリスマス
大晦日からお正月にかけての日々
おれおれ詐欺
ルージュの伝言&いとしのエリー祖母バージョン
「ほうれんそう」と「おかしも」
合言葉はハリルホジッチ
コスパ
02 2020年アフターコロナ
祖母クイズ コロナウイルス①
祖母クイズ コロナウイルス②
祖母クイズ コロナウイルス③
祖母クイズ コロナウイルス④
祖母クイズ コロナウイルス⑤
祖母クイズ コロナウイルス⑥
祖母クイズ コロナウイルス⑦
祖母クイズ コロナウイルス⑧
祖母クイズ コロナウイルス⑨
祖母クイズ コロナウイルス⑩
祖母クイズ ポケモン&ドラクエ
祖母クイズ ガンジー
祖母クイズ 祖母VS.カニ
祖母クイズ デイサービス
祖母クイズ ドミノピザ
祖母クイズ 大盛り牛丼
天然記念物・父「フ―」
祖母クイズ 人間失格
祖母クイズ カエル
祖母クイズ カエルとヘビ
祖母クイズ 放屁大全集
祖母クイズ スペイン語
読んでいただいた皆様へ
おわりに
あとがきに代えて~2020年、6月から9月のできごと~

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担当編集者より

今、自分が受けている過酷な治療は先例となって誰かのためになる。僕はこの治療のトップランナーなのだ――この気づきが本書を生みました。自分の経験を客観視しユーモアに変えて伝えたい、こう語る著者は、マラソンの瀬古利彦氏の長男昴さん。25歳でホジキンリンパ腫を発症し、33歳までの8年間に治療、入院、たびたびの再発などジェットコースターのような治療生活を送ってきました。でも、そんな苦痛の中で著者は治療生活を家族とのユーモラスな交流を交え、明るく、ときには笑いを誘う筆致で描き出します。

著者

瀬古 昴

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