25歳で血液がんの一種「ホジキンリンパ腫」を発症し、8年間ジェットコースターのような治療生活を送った青年がいました。元マラソン選手・瀬古利彦氏の長男昴さんです。
抗がん剤投与、再発、幹細胞移植、脳への転移、放射線照射……ひどい頭痛や吐き気、呼吸障害など耐えがたい苦痛。
時には心がくじけそうになりながらも、闘病生活を支えてくれる家族への感謝を胸に、駆け抜けた闘病記。
今味わっている辛さも、副作用も、いい作用も、もしこれから僕と同じ状況になる人たちがたくさんいるとしたら、先例としてその人たちが生きていくための手助けになるのか。これが、自分が病を頂いている意味なのか。
2021年4月13日、惜しまれつつも旅立ってしまった瀬古昴さんの、思いが詰まった1冊です。
【プロフィール】
瀬古 昴(せこ・すばる)
1986年、東京都生まれ。大学ではあまり勉強せずにエコ活動を行ない、卒業後1年間会社で働いたあと「ピースボート 地球一周の船旅」に参加。帰国して約1年後の2012年に悪性リンパ腫の一種である結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫を発症。数々の化学療法、弟をドナーにした幹細胞移植、免疫療法薬オプジーボなどの治療を経験するも、一度も病気は消えず、副作用や合併症と付き合いながら治療を続けた。父は元マラソン選手の瀬古利彦。大好きなのは、コーヒー、文章を書くこと、お笑い、音楽、Mr.Children。
2021年4月13日逝去。
【関連記事】
Number web 2021年7月3日掲載
「こんなに苦しかったんだ、痛かったんだ」 瀬古利彦が語る、34歳で世を去った長男・昴さんがたどった“がんマラソン”の足跡
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コミックシーモア https://www.cmoa.jp/title/1101304969/
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