大正期最大のアナーキストにして、危うい魅力を放ち幾多の女性と浮名を流した大杉栄と、彼の妻となり、共に甘粕事件で虐殺された「青鞜」最後の編集者伊藤野枝。女性の自立を志し、大いなる愛と情熱を胸に時代を駆け抜けた野枝と「青鞜」の女たちに刺激を受けて「『東京ラブストーリー』の赤名リカのキャラクターを考えた」と言う柴門ふみさんが、大杉と野枝の生き方を描いた瀬戸内寂聴さんの原作を漫画化。百年前のお話とは思えぬ瑞々しさと新鮮さ、野枝や大杉の躍動感あふれる姿は、現代に通じる瑞々しさ!
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