「アメリカ型経済を真似て、私の国はメチャクチャです」。在日歴20年以上のイタリア人建築家ファブリツィオ・グラッセッリさんは、こう語ります。
敗戦後の奇跡的な復興から、近年の政治・経済・社会の劣化、教育制度の危機、そしてアメリカ主導のグローバリゼーションまで。長い歴史を誇りながらも、今では「立派な」借金大国である日伊両国には多くの共通点が存在します。だとしたら、国家破産に向かう今日のイタリアは、明日の日本の姿なのでしょうか。
ミラノの工場で働き、賃金カットの危機にあるビアンキ氏と憧れの国日本にやって来るニートでオタクの息子。彼らを主人公にストーリーが展開し、かの国で今、何が起きているかを描くとともに、日本を少しでも良い国にするための、ウィットに富んだ提言を行っているのが『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』です。目からウロコの比較文化論となりました。
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