レストランやホテル、デパートでの食品偽装が次々と明らかになっていますが、在日歴20年以上のイタリア人、ファブリツィオさんは「日本のワイン愛好家は、ワイン流通システムの欺瞞やレストランでの不当な値付け、怠慢なソムリエに、まるで羊の群れのようにコントロールされている」と危惧しています。3000年のワインの歴史を誇るイタリアに生まれ、4歳でワインと出会い、天才的な鑑定眼(舌?)と、生産者となった経験から「ソムリエ殺し」の異名をとるファブリツィオさん。「『パーカーポイント』を信用するな」「『料理に合うワイン』でなく『ワインに合う料理』を選べ」「『高いワイン』と『美味しいワイン』は違う」「ショップの店員に聞くべき3つの質問」「『コケモモ』や『なめし革』の香りをかぎ分ける意味はない」「味音痴のアメリカ人が値段をつり上げる」等々、時に優しく、時に辛口に「ワインの愛し方」を伝授するのが本書です。イタリアワインと日本をこよなく愛する同氏ならではの驚天動地のワイン本が出来上がりました。あなたも、今すぐ「間違いだらけのワイン選び」に気づいてください。「人生とは、つまらないワインを飲むには、あまりに短い!」(ゲーテ)のですから。
マルヴァジア(598円、肉のハナマサ)からソリ・ティルディン 2009(47250円、エノテカ)まで「お薦めワイン100本リスト」付です。
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