血塗られた信長軍数万に、固い信仰とともに、鉄砲を手に立ち向かった紀州雑賀衆。少年・七郎丸は戦乱の中で成長していく!
元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀(さいが)の荘も立ち上がった。得意の海上戦や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染(おさななじみ)おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく。解説・磯貝勝太郎
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