滅亡を予期しながらなぜ、何に対し西郷は戦わざるをえなかったのか?近代日本に対峙する西郷隆盛の意味を問い直す画期的労作
軍資金は薩軍七十万に対し官軍四千二百万円。兵力は終には四百対五万。西郷隆盛はなぜ、滅亡が明らかな西南戦争に立ったのか?何に対して戦おうとしたのか?「城山」、「抜刀隊」、わらべ唄……。いまなお日本の近代に対峙する「西郷という思想」の意味が、嫋々たる歌の調べにのせて明らかにされる。解説・上村希美雄
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