1993年5月、連続幼児殺人事件の捜査本部を指揮する不破は、同期の落ちこぼれ警察官・田村の失敗で真犯人を取り逃がす。その折の不適切な指令をマスコミに暴露され、不破は刑事畑から追放される。17年後、定年退職した不破を田村が訪ねてくる。酔いにまぎれ、肝心な話もできないままわかれたその夜、田村は新宿歌舞伎町のビルの屋上から転落死する。警察は自殺と断定するが不破は納得せず、田村の身辺を調査すると、田村が単身連続幼児殺人事件の捜査を続け、真犯人に迫っていたことがわかった。不破は田村の遺志を継ぎ、犯人捜査に乗り出す。当時、犯人の顔を見たのは田村一人と思われていたが、じつはもう一人目撃者がいたこと。そして4人目の被害者の母親で強靭な意志で犯人を追及する女。時効を過ぎたにもかかわらず、なおも関係者を呪縛する事件の重さ。やがて不破たちの捜査が突破口となり、事件は急展開を始める。果たして真犯人は誰なのか?
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