佃の渡しで、渡し船が衝突して沈没。死んだ乗客には不思議な接点があった…。江戸の怪奇を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件第12弾
年の瀬の佃島で、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた4人が死んだ。だが、死んだ船頭以外の3人の遺体には刺し傷が見つかる。やがて、出航直前に別の船に乗るよう声をかけられた娘がいたとの証言も出て、事故の謎はさらに広がる。南町奉行根岸肥前が活躍する「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第12弾。
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