あなたのワケあり写真は、心のワケを写している──
天然なイケメン講師がカメラと迷える心を指南します!
書き下ろしカメラ女子小説
東京で働いていたが、最近地元にもどった風味(ふうみ)は、幼馴染の頼みで、初心者のためのデジカメ教室に通うことに。
いつもボケた写真を撮ってしまう老人、寂しくない写真を撮りたい中年女性、楽しそうに見えない記念写真に悩む喫茶店経営者などが集まった教室で、講師は、カメラマンとして挫折した、天然なイケメンの知念大輔。
それぞれの生徒たちが写真に対して抱えている問題は、実は心が大きく反映したもの。
大輔は、技術的なアドバイスをしながら、図らずも生徒たちの心の迷いにも踏み込んでいく。
ちょっと役立つ、風味の「カメラ撮影用語解説」も収録。
第一章 バッテリーの残量が不足しています
第二章 記念にならない記念写真
第三章 寂しい写真、寂しくない写真
第四章 1足す1は
風味のカメラ撮影用語解説
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