「インパール」第2弾。
師団長は、軍司令官の無謀な命令を拒否した。
――さもないと、将兵をむだに全滅させることになる
昭和19年、牟田口廉也中将が主導したインパール作戦において、烈31師団長佐藤幸徳中将は、将兵の生命こそ至上であるとして、補給なき最前線、コヒマから独断で撤退し、師団長を解任される。戦後著された2人の回顧録と、豪雨と飢餓の悲惨な情況に陥った将兵たちの証言を通し、軍上層部の迷走と無責任を厳しく追及した、執念の戦記文学。
現場を知らぬ上層部の無謀な命令が悲惨な結果を生む。令和のいまにも深い教訓に満ちた一冊。
目次
秘史の録音
牟田口文書
インド進攻
撤退の決意
アラカン越え
コヒマ戦線
独断命令
豪雨と餓えと
暗夜の対決
師団長解任
精神異常者
戦いの跡
人間の責任―あとがきにかえて―
異常・無謀な作戦―文庫版あとがき―
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