=*=*= 妖と恋をめぐる、浪漫綺譚シリーズ第二弾! =*=*=
令嬢の深山奈緒は、妖魔を封じる力をもつ暁月家当主・当真と惹かれ合うものの、ある事件を機に関係が途絶えてしまう。失意の中、奈緒は「暁月家の分家の末裔」を名乗る青年と出会い、共に当真を探すことになるが……。当真はなぜ、奈緒の前から姿を消したのか? 二人の関係から目が離せない、和風恋愛ファンタジー第二巻。
===人物紹介===
深山奈緒(みやま・なお)
複雑な家に生まれ育った、17歳の令嬢。カラスの言葉を理解できる。
暁月当真(ぎょうげつ・とうま)
カラスと縁の深い暁月一族の当主で、妖魔封じの力をもつ。人嫌いだが、奈緒のことは気になっている。
勝須弥哉(かち・すみや)
暁月家の分家・勝家の青年。当真と容姿が少し似ているが、性格は正反対。
第一話 暗影を投ずる
第二話 形影相弔う
第三話 影を畏れ迹を悪む
第四話 杯中の蛇影
第五話 影の形に添うが如し
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ひと足先に読んだ方からの
『暁からすの嫁さがし』第2巻の感想
当真を探すなか、出会う人たちに助けられ、ときに別れ。迷い、苦しみながら、少しずつ自分の気持ちと向き合っていく奈緒が決めた道。その為に、目を逸らさず向き合う姿がすごく素敵です…!!
奈緒が必死になっているのに当真がなかなか姿を現さずヤキモキしたけれど、彼本人も相当ヤキモキして肝を冷やしたことは想像に難くない。奈緒自身は「覚悟」が何であるかはまだ判っていないと言っていたけれど、彼女を見守っていた当真や赤月の方はきっとそれを彼女の中に見出していたんじゃないかな。