船宿綱定の船頭・彦四郎は、贔屓客を富岡八幡宮へ送った帰り、薄暮のなか刻限を失して困っている女に乗船を請われる。本来貸し切りの屋根船に他の客を乗せてはいけないが、難儀している女を放っておくわけにもいかず、船賃をもらわない条件で送り届けることに。その武家の妾と思しき匂い立つような女は、幼い時分に面倒をみていた秋乃だった。一家で突然姿をくらましてから、十数年ぶりに再会した秋乃に何があったのか。
すべて投げ出し、秋乃に溺れてゆく彦四郎を案じた政次と亮吉は二人を追う!
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