春の珍事 鎌倉河岸捕物控<二十一の巻>
佐伯泰英
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畳奉行の次男坊が、祝言を前に姿をくらませてしまった――
桜の季節を迎えた江戸。宗五郎一家の飼い猫菊小僧が家出をし、ひと騒ぎがあった金座裏に、同心の寺坂毅一郎がふらりと姿を見せた。寺坂の従兄弟である畳奉行早乙女家の次男芳次郎が祝言を前に突然姿をくらませてしまったので、秘密裏に探してほしいという。
祝言の相手は三回目の婿取りだが、芳次郎はひと目見るなり惚れ込んでしまったという。ただ、「所帯を持つには、やるべきことがある」とぽつんと洩らしていたのが気にかかる。
政次と亮吉が手がかりを追って探索を広げていくと、芳次郎がやっかいに巻き込まれた気配がして……。
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