目次

特集 名手の短編
創作
筒井康隆　偽眼

町田康　猫平の話

吉村萬壱　臍

沼田真佑　いつでも、誰とでも

高橋弘希　空き家

高瀬隼子　妖精の羽ばたき

対談
奥泉光×高山羽根子　短編はアイディアと音色
カフカ、乱歩から安部公房、SF、翻訳ミステリーまで多彩な短編の魅力

創作
大濱普美子　軒下の祈り

トークライブ採録
宮本輝　なぜ「富山の薬売り」を小説に書いたか
初の歴史大河小説『潮音』の着想、富山の風土から九州取材秘話までを語る

第55回 九州芸術祭文学賞発表
【最優秀作】きのみやはる　雨粒のゆくえ
【発表と選評】村田喜代子・小野正嗣・青来有一

新連載
小林信彦×小林泰彦　和菓子屋の兄弟
第1回　江戸川乱歩さんのこと
作家の兄とイラストレーターの弟。原点は「ヒッチコック・マガジン」だった

批評
與那覇潤　80年目でつかまえて
――庄司薫からの「敗戦後論」
丸山眞男と江藤淳をつないで庄司薫が引いた線は未来へと伸びて行く

連載完結
筒井康隆　自伝　最終回

今月のエッセイ
佐原愛美　ロンドンのブラウンズで

森栄喜　寝息に耳をすませば

辛島デイヴィッド　字意識過剰と字滑り

窓辺より
きり　ニコライ・ヴァシーリエヴィッチ・ゴーゴリ

上坂あゆ美　安全について説明しますので必ずご覧ください

詩歌
花氷（はなか）　花霞の夜

連載
井戸川射子　舞う砂も道の実り　第7回

鈴木涼美　小さなひと　第3回

藤野可織　でももうあたしはいかなくちゃ　第7回

渡辺祐真　世界文学の大冒険　第7回

頭木弘樹　痛いところから見えるもの　第8回

松尾スズキ　家々（いえいえ）、家々家々（いえいえいえいえ）　第12回

江南亜美子　「わたし」はひとつのポータル　第11回

津野青嵐　「ファット」な身体　第13回

東畑開人　贅沢な悩み　第14回

金川晋吾　でもだからこそ日誌　第18回

江﨑文武　音のとびらを開けて　第21回

王谷晶　鑑賞する動物　第31回

平民金子　めしとまち　第48回

松浦寿輝　遊歩遊心　第67回

犬山紙子　むらむら読書　第87回

須藤輝彦　菊間晴子　新人小説月評

文學界図書室
小山田浩子　『ものごころ』（平沢逸）

竹中優子　『ダンス』（柿内正午）

その他
第130回 文學界新人賞中間発表

文學界新人賞応募規定

執筆者紹介