書名(カナ) | ゲッカンブンゲイシュンジュウトクベツヘンシュウニジュウイッセイキノシナロン |
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ISBN | 978-4-16-007039-4 |
辛亥革命で中国が激動のさなかにあった100年前、東洋史学者の内藤湖南は『支那論』で、歴史的素養に裏打ちされた冷静な現状分析を提示し、当時の日本人に中国認識の指針を与えた。過大評価も過小評価もなく、湖南の慧眼は中国の本質を見抜いていたのだ。
そしていま、急速に台頭する中国が再び我々の前にいる。今後、中国はどうなるのか。
湖南の洞察を手がかりに、21世紀の「支那論」をここに問いたい。
1 習近平体制、独裁ゆえの脆さ
習近平中国に毅然と対峙せよ 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
幻想の大国を恐れるな エマニュエル・トッド(歴史人口学者)
「新冷戦」 米海洋同盟VS中国 勝者の条件 エドワード・ルトワック(米戦略国際問題研究所上級顧問)
習近平はヒトラーよりスターリンだ 中西輝政(京都大学名誉教授)
習近平が毛沢東になる日
宮本雄二(元中国大使)×中澤克二(日本経済新聞編集委員)×阿古智子(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
共産党独裁崩壊で中国は分裂する 王力雄(作家)
2 ウイグル・チベット・香港・台湾VS中国
ウイグル 「強制不妊手術」 の残虐 エイドリアン・ゼンツ(共産主義犠牲者記念財団上級フェロー)
清国史を知ればチベット弾圧がわかる 平野聡(東京大学大学院教授)
香港は習近平に屈しない 安田峰俊(ルポライター)
香港陥落の教訓 遊川和郎(亜細亜大学アジア研究所教授)
習近平の「台湾併合」極秘シナリオ 峯村健司(朝日新聞編集委員)
日米豪印「クアッド」で台湾を守れ
細谷雄一(慶應義塾大学教授)×梶原みずほ(朝日新聞編集委員)×山下裕貴(元陸将・千葉科学大学客員教授)
「尖閣奪取」中国に王手をかけられた 山田吉彦(東海大学海洋学部教授)
3 21世紀最悪の監視国家
「習近平思想」を必修化する中国 福島香織(ジャーナリスト)
「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 安田峰俊(ルポライター)
狙われた「LINE」と「個人情報」 峯村健司(朝日新聞編集委員)
宇宙を支配する「量子科学衛星」の脅威 青木節子(慶應義塾大学法務研究科教授)
武漢ウイルス「人工説」を追え! 近藤奈香(ジャーナリスト)
武漢・中国人女性医師の手記 アイ・フェン(漢市中心病院救急科主任)
特別附録
百年後の今も通用する、近代日本最高の中国論!
支那論(抜粋) 内藤湖南(東洋史学者)
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