書名(カナ) | バレエ キソギホウノカイメイ カラダノキョコウカ |
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ページ数 | 184ページ |
判型・造本・装丁 | A5判 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2021年04月21日 |
ISBN | 978-4-16-008993-8 |
Cコード | 0073 |
バレリーナ必読! 正しい技法の使い方。技法の仕組みを知り、からだ作りと、からだ使いの確認を!踊り手として指導者として著者が長年培った経験を文字化した究極の手引書
「芸事やスポォツなど身体を伴う技を修得する際、習う側は、先生の話される言葉とその声に導かれて教わるのが常ではなかろうか。不思議な事に何人もの師匠の声が、この年齢になった私の耳にも消えずに残り、途切れ途切れに聞こえてくる。『違うでしょ!』、『こうでしょ!』、『もう一回!』、『もっと!』、『締め込んで!』、『伸ばして、伸ばして!』、『モリィ、Non!』と、厳しい声ばかりである。
受け継ぐ側はそうして自分の脳裡に叩き込まれた先生の、その声を、自分の身体に汗を滲ませながら具現化させて修業時代を通過する。人はやがて教える側に立ち、その内容はやはり音声・言葉によって伝えられ、何百年の間に亘り、人から人の心へと伝えられて広まるのだろう。(中略)限定された狭い範囲から広い範囲に伝達するには時間が掛かり、教育システムの確立が必要になり、教育現場の主流となる口伝を補助する文字による統一された最小限の記述が必要になって来る。そうした意味ではダァンス クラァスィクの技法による踊りの技についての文字化は必要であろう。だが、そこには限界があり、その先に発展する踊りのスタイル、内容、感情の表現の仕方、とりわけ舞踊性の表出誘導についてまでを文字化して満たすのは困難であろう。踊りの段取りであれ手順であれ、その言語化はその精髄を抜き取った干からびた文字にしかならないが、水で戻せばその価値の幾分かは再現出来る力を残していると、信じるより他はない」(「あとがき」より)。
序章 身体の虚構化 ~踊るための身体作り~
第一章 舞台
1観客と出演当事者
2舞台に潜む方角
3身体の持つ方角
4舞台空間と身体の内空間
第二章 ダァンス クラァスィクの技法と身体の使い方
1身体と技法
2バァトゥマァン タァンデュとプリィエ 歩
3訓練と技術
4プリィエ
5通過パァセ
6アン ドゥオル と アン ドゥダァン
7クルワゼとエファセ
8ヴァリァスィオンの中の「塩」と「砂糖」
『コペェリァ』/『ジゼル』/『白鳥の湖』/『眠れる森の美女』/『胡桃割り人形』
『ドォン キホォテ』/『ライモンダ』/『タリスマン』/『ヴェネツィアのカァルナヴ『パリの炎』/『ダァィアナとアクティオン』/『スィルヴィア』
第三章 頭、体幹、骨盤、脚
1頭
2胸と胴・横脇
3背骨
4骨盤と片脚
第四章 タァンデュの「出し、戻し」応用編
1ルルヴェ
2跳躍 パァ ソォテ
3アラべェスク
4タァン リィエ
第五章 歩行の流れ
あとがき
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