作品紹介

三河以来の由緒正しき伊予藩士を祖にもつ水野家。これが著者の出自です。しかし、明治以降、その血脈をたどると、闇の金融界に君臨する祖父、最高裁判事に就く異母兄弟、そして、働くことをやめ、家族を支えることを放棄したような著者の父が・・・。陰影の富む人物。豊かにうねる物語性。北杜夫の「楡家の人びと」、山口瞳の「血脈」の再来を想起させます。

担当編集者より
著者の水野忠興さんは、横浜市在住の精神科医です。生きる気力を喪失し、働いて一家を支えることをやめた父親、貧窮にあえぐ母親・・・。幼いときの生家は悲惨でした。そして、高校卒業と同時に家族解体を掲げ、自立し、一人暮らし。以降、両親と義絶となります。それに至る動きを追った表題作をはじめ、各編が人生への探求心に満ちています。晴朗明晰して深みある文体をお楽しみください。
目次
敗残者の棲む家
婚外子物語
終わりのかたち
商品情報
書名(カナ) コンガイシモノガタリ
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年05月13日
ISBN 978-4-16-009022-4
Cコード 0093

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