担当編集者より

ロバート・エヴァンズ、一九三〇年ニューヨーク生まれ。美男スターとしてヴァレンティノの再来と騒がれるも、かの大プロデューサー、ダリル・ザナックを師と仰ぎ、後年製作側に転向。『ある愛の詩』『ゴッドファーザー』など数多くのヒット作を生むかたわら、十代より発揮してきた女たらしの才能を随所でいかんなく発揮、製作した映画よりはるかに多くの女性をものにし、アリ・マックグロウをふくむ四回の結婚歴を誇る。『コットンクラブ』の失敗後、麻薬がらみのスキャンダルで失脚。その後ふたたびパラマウントに復帰する。そんなタフな女たらしが語るハリウッド現代史の面白さといったら！　腰をぬかすなよ。（ＮＹ）