書名(カナ) | キゾクザイサンケンキュウ カンコクニウモレタニホンシサンノシンジツ |
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ページ数 | 488ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2021年10月10日 |
ISBN | 978-4-16-391343-8 |
Cコード | 0095 |
日本の「遺産」なくして、韓国の発展はなかった――。
「先の大戦で敗戦国となった日本は、
無条件降伏し、朝鮮半島をはじめすべての海外領土を放棄させられ、
資産、財産はすべて没収された。
本書は、日本の植民地支配は
搾取と収奪だけの不幸な時代だったとする
いわゆる〈収奪論〉に対する実証的な批判であり、
韓国の公式歴史観に対する真っ向からの挑戦である。」
(「監訳者によるまえがき」より)
第一章 なぜ帰属財産なのか
Ⅰ.植民地遺産としての帰属財産
Ⅱ.いまになって問題として取りあげる理由
Ⅲ.研究が不十分な理由
Ⅳ.結語:研究の必要性
第二章 日本資産の流入課程
Ⅰ.序論:資料・概念・用語の問題
Ⅱ.資金の類型別流入額
Ⅲ.流入資金の総合と評価
第三章 帰属財産の形成過程(Ⅰ):SOC建設
Ⅰ.鉄道
Ⅱ.道路
Ⅲ.港湾
〈補論〉山林緑化事業
第四章 帰属財産の形成過程(Ⅱ):産業施設
Ⅰ.電気業
Ⅱ.鉱業
Ⅲ.製造業
第五章 帰属財産の管理(Ⅰ):米軍政時代
Ⅰ.解放時における日本人財産の状態
Ⅱ.米軍政の帰属財産接収過程
Ⅲ.帰国事業体の管理および処分
Ⅳ.帰属財産の韓国政府移管
第六章 帰属財産の管理(Ⅱ):韓国政府時代
Ⅰ.韓米の最初の協定と帰属財産の引受
Ⅱ.引受財産の実情と管理体制
Ⅲ.帰属財産の処理過程
Ⅳ.民間払下げ以降の運営状況
第七章 解放後の韓国経済の展開と帰属財産
Ⅰ.植民地遺産としての帰属財産
Ⅱ.一九五〇年代の経済と帰属財産
Ⅲ.一九六〇年代の韓日協定と帰属財産
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