書名(カナ) | ケッテイバンドウシテモ ニホンバナレ デキナイカンコク |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2015年10月20日 |
ISBN | 978-4-16-661046-4 |
Cコード | 0295 |
名著を完全リニューアル
「反日パブロフの犬」の精神構造は、度し難い日本コンプレックスにあり!
盧武鉉政権時代の2006年に刊行されて大きな話題を呼んだ名著『“日本離れ”できない韓国』。反日政策を推進した親北朝鮮・左翼が退潮し、保守を標榜する朴槿恵政権が誕生したが、韓国の反日は盧武鉉政権時代よりもますます激しさを増している。
いったいなぜ、韓国は反日をやめられないのか?
本書では、この数年以内に起こった
・産経新聞支局長刑事告訴&出国禁止事件
・アメリカ大使襲撃事件と安重根崇拝熱
・五輪サッカーでの「独島」パフォーマンス
・朴槿恵政権の中国への急接近
などを新たな素材として加え、韓国人の民族意識と精神構造の奥底に迫る。
韓国人の「最も嫌いな国」はダントツ1位で日本だ。
しかし本書では、韓国人がいかに「日本」を過剰に意識しているのか、「日本離れ」をしようとするあまり、逆に日本に呪縛されていく悲哀と滑稽さを、政治、大衆文化、経済、社会事件、流行などから巧みに描き出す。
著者は今の韓国社会の現状を、日本と聞くと条件反射的に反応する「反日パブロフの犬」と批判するが、韓国への愛情も忘れない。
巷の嫌韓本とは一線を画す名作だ。
序にかえて
反日から脱日へ/克日から知日へ/反日は韓国の「元気の素」
Ⅰ 韓国はなぜ日本を許さないのか
第一章 反日パブロフの犬
安倍叩きの雨あられ/いちばん嫌いな国なのに意識する/慰安婦問題への異論を封じ込める/「解放後世代」の悩みなき反日/旭日旗にまで条件反射/寿司を食べながら反日を叫ぶ/安倍首相と七三一部隊/日本イコール「悪の記号」/サッカーW杯共催が分岐点/「諦韓」を乗り越える
第二章 反日甘やかしと反米テロ……米大使テロ事件の背景
死を意味する「親日派」のレッテル/朴槿恵の親日トラウマ/反米と反日の落差/米大使テロ事件の遠因に「反日甘やかし」/派手な個人プレーを好む民族性/義挙は抗日テロリストにも通ず/爆弾テロリストの銅像が首都の玄関に/天皇訪韓が困難な理由/北朝鮮もテロ称揚/愛国無罪、反日無罪/テロリストに補助金を/賞味期限切れの韓国
第三章 日本メディアは政治的標的……産経新聞事件を読み解く
なぜ日本人記者だけが/国の品格にそぐわない/憲法の上に「国民情緒法」/「日本は叩きやすい」という甘え/言論統制が日本メディアの優位を生む/スケープゴートにされたフジテレビ記者/朴大統領のウワサ/火消しのために産経を見せしめに/日本メディアを質問者から外す/国外追放されかかる/朝日・産経の評価が逆転/朝日新聞を助けたい
Ⅱ 日本は韓国に何を残したか
第四章 南北格差はなぜ開いたか
南は農耕文化、北は狩猟文化/朝鮮半島の八つの気質/南北格差の原因は日本にある/北朝鮮のほうが発展の可能性があった/「日本との関係」を活用した韓国/「親日派ですね」と言ってはいけない/過去はまだ清算されていない/過去は今に生きている
第五章 金日成と朴正煕の内なる日本……二人の満州体験が南北のその後を決めた
反日と親日と/朝鮮人にとっての満州/金日成と満州の関わり/満州を通じた中国体験/満州国軍中尉・高木正雄/抗日ゲリラ兵士vs日本軍将校/日本をめぐる「栄光」と「屈辱」/金日成より革命的だった朴正煕
第六章 なぜ日本で拉致事件が起きたのか……金大中拉致と日本人拉致のナゾ
治安当局の怠慢/北朝鮮タブーはなぜ生まれたか?/泣く子と北朝鮮には勝てず/北朝鮮の“甘え”を放置してきた日本/韓国バッシングとなった金大中拉致事件/なぜ二つの拉致が日本で起きたか?/韓国への配慮/なぜ国家主権侵害にならないのか?/北朝鮮は国家犯罪を認めた/日本の国境が無視される理由/韓国人の国境意識の欠如/「ツケ」か「自業自得」か?
第七章 誰も知らなかった「日本隠し」……認めたがらない日本の対韓協力
韓国に感謝すべき?/日本の影響は無視あるいは否定/韓国人が知らなかった「日本隠し」/隠されてきた日本の「対韓協力」/五億ドルの使いみち/個人補償案を拒否した韓国/「道徳的優越感」を得るために/最大のプロジェクト・浦項製鉄も……/「インスタントラーメン」は日本の技術提供でできた/「ヤクルトおばさん」に希望者殺到/「ロッテ」は韓国の文明開化
Ⅲ 韓国にとって日本とはなにか
第八章「ドイツに学べ」論は虚構である……日韓関係は他国と比較できない
アベに恥をかかせろ/元エリート外交官まで慰安婦デモに動員/空しさ残る独り相撲/「道徳優位性」という最大の対日外交カード/「道徳的に正しい」韓国、「道徳的でない」日本/安倍総理を「悪魔」呼ばわり/韓国に輸出された「日本=ナチス」論/メルケル訪日はアベを叱るため?/ドイツを引き合いに日本叩きを楽しむ/日韓は敵ではなかった/アジア諸国には無関心/「戦勝国になりたい」病
第九章 韓国が主張する歴史清算の虚実……韓国はなぜ共和国になったのか
韓国を飼い馴らした中国/日本には甘え、中国にはバカにされ/中国の歴史観を受け入れるのか/最後の“王孫”の死/広島で爆死した末裔のひとり/李王家の戦後/李方子妃の葬儀と比べて/なぜ李王家は復活しなかったのか?/「人望なし」とはどういうことか?/無一文だった李王家の人々/近代を排除し、「中世」を復古/李王家をめぐる過去をどう清算するのか?/再評価される閔妃
第十章 韓国は甘いか辛いか……これからは“用韓論”の時代だ
ロッテの裏切り/相次ぐテロ予告/親日企業であるがゆえの苦悩/マスコミ世論の恐怖/義理が通じないNGO国家/ロッテのパラドックス/反日ドラマのカタルシス/四百年前の「勝ち戦」がよりどこ/ろ韓国の流儀を学べ/大陸に深入りしすぎるな/「用韓」という知恵
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