単行本

少女を埋める 桜庭一樹

1,650 (税込)
発売日2022年01月25日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ショウジョヲウメル
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 四六判変型 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年01月30日
ISBN 978-4-16-391490-9
Cコード 0093
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
単行本

少女を埋める 桜庭一樹

1,650 (税込)
発売日2022年01月25日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ショウジョヲウメル
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 四六判変型 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年01月30日
ISBN 978-4-16-391490-9
Cコード 0093

少女たちは出ていかないし、従わない

2021年2月、7年ぶりに声を聞く母からの電話で父の危篤を知らされた小説家の「わたし」は、最期を看取るために、コロナ禍下の鳥取に帰省する。なぜ、わたしの家族は解体したのだろうか?――長年のわだかまりを抱えながら母を支えて父を弔う日々を通じて、わたしは母と父のあいだに確実にあった愛情に初めて気づく。しかし、故郷には長くは留まれない。そう、ここは「りこうに生まれてしまった」少女にとっては、複雑で難しい、因習的な不文律に縛られた土地だ。異端分子として、何度地中に埋められようとしても、理屈と正論を命綱になんとかして穴から這い上がり続けた少女は東京に逃れ、そこで小説家になったのだ――。
「文學界」掲載時から話題を呼んだ自伝的小説「少女を埋める」と、発表後の激動の日々を描いた続篇「キメラ」、書き下ろし「夏の終わり」の3篇を収録。
近しい人間の死を経験したことのあるすべての読者の心にそっと語りかけると同時に、「出ていけ、もしくは従え」と迫る理不尽な共同体に抗う「少女」たちに切実に寄り添う、希望の小説。

目次

「少女を埋める」「キメラ」「夏の終わり」

おすすめ記事

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より

わきまえてはいけなかったのだ。本当に弱くなるから――「少女」とは、旧弊的で暴力的な価値観に抗って生きる、わたしたち皆のことでもあるのではないでしょうか。激しく変わりゆく時代の中で、あらゆる個人が正しく幸福を求めるときに、羅針盤となる希望の書です。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
佐伯泰英特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト