単行本

第32回(2022年)ミズノスポーツライター賞

第53回(2022年)大宅壮一ノンフィクション賞

第44回(2022年)講談社 本田靖春ノンフィクション賞

虚空の人 清原和博を巡る旅 鈴木忠平

1,760 (税込)
発売日2022年07月27日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) コクウノヒト キヨハラカズヒロヲメグルタビ
ページ数 304ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年07月30日
ISBN 978-4-16-391576-0
Cコード 0095
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虚空の人 清原和博を巡る旅 鈴木忠平

1,760 (税込)
発売日2022年07月27日
ジャンルノンフィクション
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書名(カナ) コクウノヒト キヨハラカズヒロヲメグルタビ
ページ数 304ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2022年07月30日
ISBN 978-4-16-391576-0
Cコード 0095

清原和博という「虚空」を巡る旅

【大宅賞受賞『嫌われた監督』著者による最新作!】

 なぜ、清原和博に引き寄せられるのか? その内面 を覗いてみたいという衝動に駆られるのか? 清原が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕された後、初めて接点をもっ た著者は、堕ちた英雄の心に空いた穴=虚空を巡る旅に出た。
 前人未到の 13 本塁打を放った甲子園のヒーローの残像、いまだ心に傷跡として残るKKドラフトの悲劇、岸和田での少年時代......。かつてのスーパースターのルーツをたどり、関わった人々の証言を聞くにつれ明らかになったのは、 清原和博という男の“弱さ”と“矛盾”だった。

 清原が覚せい剤取締法違反で逮捕されてから、 執行猶予が明けるまでの4年間を追い続けた筆者による傑作ノンフィクション。スポーツ紙記者を辞め、フリーとして執筆活動を始めた鈴木忠平が清原とどう 対峙したかを記しつつ、清原という存在に惹きよせられ、 翻弄された人々の視点を通して『虚空の人』が浮き彫りになる。

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 次第に近づいてくる灯りが私には清原に思えた。独り踏み出 したばかりの書き手の目の前に運命的に現れた対象であった。 おそらく、あの光にたどりつくまでの道のりに書くべき物語が ある−―そのときの私はまだ、そう信じていた。 (「プロローグ こだま六八四号」より)
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目次

プロローグ こだま六八四号
第一章 甲子園の祈り
第二章 怪物
第三章 祭りのころ
第四章 脱走
第五章 虚空の人

著者

鈴木 忠平

1977年、千葉県生まれ。愛知県立熱田高校から名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社で中日、阪神などプロ野球担当記者を16年間経験して2016年に退社。2019年までNumber編集部に所属したのち、フリーのノンフィクション作家として活動する。2021年に刊行した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』でミズノスポーツライター賞最優秀賞、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社 本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞した。その他の著書に『虚空の人 清原和博を巡る旅』『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』などがある。

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