書名(カナ) | ワライノセイカイ トウキョウキゲキトイトウシロウ |
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ページ数 | 240ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製 |
初版奥付日 | 2024年05月10日 |
ISBN | 978-4-16-391843-3 |
Cコード | 0095 |
伊東四朗、笑って笑って66年!
粋にして骨太、スマートにして軽妙。てんぷくトリオ、電線音頭、笑ゥせぇるすまんから「おしん」の父親、白河法皇まで。
当代一の喜劇役者・伊東四朗の「むかし・いま・これから」を約百年に亘る“東京喜劇史”を軸に鮮やかに描き出す本格的評伝。
「喜劇にはあらゆる役が登場します。二枚目から老け役、女形、それこそ動物の役まで。
喜劇をやっていれば、どんな役が来ても驚かなくなりますよ。だから私は、喜劇ができれば
どんな役でもできると思っているんです」(本文より)
『笑いの正解 東京喜劇と伊東四朗』 目次
第一章 東京喜劇の現在
――喜劇はお客さんの反応が舞台を作ります
八十六歳の舞台/汗をかかない男/東京ヴォードヴィルショー/八ページだけの台本/喜劇作家の卒業制作/お客さんに教えてもらう
第二章 軽演劇とストリップ小屋の原風景
――みんなある意味いい加減で、ある意味必死だったんです
エノケンの西遊記/掛川の松本幸四郎/『猿蟹合戦』で喜劇デビュー/新東宝の森繫久彌/志ん生のマクラ/ストリップ劇場の楽屋裏/尾上松緑の教え/新宿育ちの喜劇人たち
第三章 喜劇界のパラダイムシフト
――井上(ひさし)さんのコントは難しくてね、人格がコロコロ変わるんですよ
偶然のデビュー/新宿の人気者/キャバレー回りの日々/てんぷくトリオ誕生/トリオブーム/井原高忠と『九ちゃん!』/澤田隆治と『てなもんや三度笠』/座付き作家井上ひさし
第四章 「B級バラエティの王様」として疾走
――藤田まことさんが私の目をのぞき込んで、“四朗ちゃん、あんた大丈夫か?”って本気で心配されました
小松政夫との出会い/一本立ちのはじまり/てんぷくトリオ最後の公演/てんぷく笑劇場/伊東・小松コンビの誕生/やってきました電線軍団/ドリフターズとの共演/雲の上団五郎一座/三波伸介の死
第五章 笑ゥせぇるすまんから白河法皇まで――演技者・伊東四朗
――まず目立とうと思わないことでしょうね
大河ドラマのトメ/石井均一座で映画デビュー/市川崑監督の言葉/久世光彦のホームドラマ/『おしん』の父親と喪黒福造/伊丹十三の配役/心に残る共演者たち/脇役として生きる
第六章 終わらない挑戦
――笑いは最も時代を反映しているもので、時代とともに変わっていくんです
三宅裕司との出会い/三木のり平の粋/コメディーお江戸でござる/伝説のコンビ復活/憧れの喜劇人たちを見送って/伊東四朗一座/熱海五郎一座と東京喜劇の継承/社長放浪記/八十歳の新作コント/小松政夫との別れ/最後の喜劇人と呼ばれて
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