書名(かな) | けろりんひゃくねんものがたり |
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ページ数 | 120ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2025年03月30日 |
ISBN | 978-4-16-391962-1 |
Cコード | 0095 |
1925年(大正14年)に誕生した「ケロリン」は2025年100周年を迎えます。富山の薬売りが全国に届けた解熱鎮痛薬ケロリンは大ヒットし、坂口安吾の随筆には、知らないうちに妻がケロリンを飲んでいて驚いたという逸話が書かれています。戦後、薬局薬店に進出するにあたって作成したラジオCMはサトウハチロー作曲・服部良一作詞という顔ぶれで、歌は「CMソングの女王」と呼ばれた楠トシエ。さらに東京オリンピックを控えた1963年(昭和38年)にはケロリン桶が誕生し、ケロリンは薬だけでなく銭湯文化および昭和レトロの象徴となります。
本書は、文化史のなかの「ケロリン」に着目し、音楽史・映画史・メディア史・庶民文化史などの視点から多様なアプローチします。また、多方面の作家や識者に論考を仰ぎ、著名人へのインタビューなど読物としても楽しめます。
ケロリン百年物語 目次
まえがき
トップインタビュー 萩本欽一
「あれダメ」「これダメ」をやめたらテレビはもっといろいろできます
特別対談 堺 正章×笹山敬輔
『時間ですよ』のころ銭湯は、情報交換の場でもありましたね
ケロリンコラボ桶 誕生であります!
インタビュー 町田 忍
銭湯のケロリン桶は庶民文化のシンボルなんです
インタビュー 壇蜜
サウナでは「じっくり汗を流す」という実感が欲しいんです
ケロリン百年物語① 大正篇
昭和初期の浪漫文化とケロリン
百年前のモダンガールも悩んでいた 生田 誠
昔からついていた見えない「取っ手」 竹島 靖
ケロリン百年物語② 昭和前期篇
CMソングとケロリン
リズムに隠された謎 輪島裕介
銭湯にも、東京タワーにも…… 泉麻人
ケロリン百年物語③ 昭和後期篇
銭湯コラム 極私的入浴の愉しみ
いつも近くに二軒あった 久住昌之
プリンスの音楽と銭湯の共通点 ラジカル鈴木
「セット入浴」のすすめ 石黒謙吾
下町の銭湯ヒーロー「セイント☆セントー」誕生秘話 メソポ田宮文明
銭湯を100倍楽しむ5つの大人力 石原壮一郎
ケロリン百年物語④ 平成篇
映画の中のケロリン
昭和の娯楽映画とケロリン 佐藤利明
富山と映画と銭湯と 平井敦士
おすすめ銭湯映画
ケロリン百年物語⑤ 令和篇
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