書名(カナ) | マボロシノオンナ ジャノメノサキチトリモノチョウ |
---|---|
ページ数 | 272ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2024年08月30日 |
ISBN | 978-4-16-391888-4 |
Cコード | 0093 |
本格ミステリ×捕物帖!
時代も国も超えて、魅力的なミステリは存在する。
人の営みが謎を生むからこそ、解決もまた人に寄り添わねばならないのだと、この作品は教えてくれる。
――今村昌弘(作家)
「時代小説なのに」と「時代小説だからこそ」が驚愕の融合!
現代ミステリ作家・織守きょうやが時代小説に挑んだ理由がここにある。
――大矢博子(書評家)
本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。
「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。
ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。
佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。
下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか?
町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは――
新婚早々に殺された妻と消えた夫。
死体のそばに二十四文銭を残す辻斬り。
寿命が尽きる寸前に殺された男……
男たちの意地。女たちの覚悟。執念と因縁が渦を巻く。
江戸を舞台に仕掛ける大胆不敵なトリック。
著者渾身の時代物本格ミステリ連作集。
目次
まぼろしの女
三つの早桶
消えた花婿
夜、歩く
弔いを終えて
連作短編集『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』 で捕物帖×本格ミステリの華麗なる融合を実現した織守きょうやさん。初めて時代小説に挑戦した理由は? 欧米の名作ミステリをもじったタイトルはどうやって決めた? 制作秘話を語ります!
※登場する古典ミステリ※
ウイリアム・アイリッシュ『幻の女』
J・D・カー『三つの棺』
コナン・ドイル「花婿失踪事件」
J・D・カー『夜歩く』
アガサ・クリスティ『葬儀を終えて』
ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。
雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。
※外部サイトに飛びます
感想を送る
本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。
※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。