単行本

0から学ぶ「日本史」講義

近・現代篇

2,200 (税込)
発売日2024年08月27日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ゼロカラマナブニホンシコウギ キンゲンダイヘン
ページ数 464ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2024年08月30日
ISBN 978-4-16-391890-7
Cコード 0095

近代日本が格闘した「戦争の時代」

 かつて司馬遼太郎は、歴史はどうしても悪玉と善玉とで説明されると嘆きました。化学では酸素が悪玉で水素が善玉なんてことはないのに、と。イデオロギーによる正邪の要素が歴史解釈には入り込んでしまうわけです。
 ところが、出口流の歴史解釈は、ちがいます。「あったはずだ」「あるべきだ」といったイデオロギーに基づく願望を排除し、「あった」「なかった」「あたりまえやで」と、あるがままの姿を切り取っていきます。
 これは、保険業界というビジネスの最前線で戦ってきた筆者だからこその、ビジネスマインドによる歴史解釈なのかもしれません。
 明治維新に始まる日本の近代は、戦争の連続でした。日清・日露、第一次世界大戦とシベリア出兵、満州事変、日中戦争、太平洋戦争……。
 右派も左派も、イデオロギー満載で解釈してきたこの時代が、出口流歴史解釈によって、じつに明快に、そして生き生きと再構成されています。
 本当に起きたことを知りたい人に、最適のテキストです。

目次

はじめに

第1章 明治維新と文明開化
1 明治維新とは何だったのか
2 「日本国民」をつくる
3 江戸無血開城 戊辰戦争Ⅰ
4 薩長による報復戦 戊辰戦争Ⅱ
5 中央集権国家への道 その1 廃藩置県
6 中央集権国家への道 その2 国税と国軍
7「参議」って何?
8 文明開化 欧米化の熱気
9 英米重視だった岩倉使節団

第2章 武士の世の終わりと国民国家
10 明治政府が「征韓論」で割れる
11 武士の世が終わる 西南戦争
12 大久保利通の「有司専制」
13 文明開化のウラ側で 廃仏毀釈
14 朱子学による「日本の伝統」づくり
15 「新聞」が国民国家をつくる
16 僕の選ぶ「維新の五傑」

第3章 憲法発布と議会開設
17 憲法制定と大久保後継レース
18 「自由民権運動」の終焉
19 自由民権運動と「条約改正」
20 東アジア初の憲法発布
21 議会が始まる

第4章 富国強兵の成果 日清・日露戦争
22 日清戦争 その一 清による朝鮮保護国化
23 日清戦争 その二 開戦
24 グレートゲーム
25 板垣&大隈の初の政党内閣
26 新世代のリーダーに交代 桂太郎と西園寺公望
27 日本の産業革命
28 明治の六大教育家
29 大清グルンの滅亡
30 日露戦争 その1 ロシアとの交渉
31 日露戦争 その2 開戦
32 日露戦争 その3 ロシアとの講和
33 日露戦争で悪化した日米関係
34 伊藤博文の死と韓国併合

第5章 短かった国際協調と政党政治
35 「桂園時代」の十年
36 大正政変 桂の自立・大隈の老練
37 第一次世界大戦前夜 ビスマルク体制
38 第一次世界大戦と日本のシベリア出兵
39 対華二十一か条要求 高まる英米の不信感
40 日本の工業化と米騒動
41 世界的な潮流にのった原敬
42 日本の植民地支配 台湾と朝鮮
43 ワシントン会議
44 関東大震災
45 大正デモクラシーが生んだ文化
46 短かった政党政治
47 昭和金融恐慌
48 田中内閣から浜口内閣へ
49 統帥権干犯問題
50 中国の混乱
51 軍閥の攻防から中国の統一へ

第6章 満洲事変と世界からの孤立
52 満洲事変 その1 その背景
53 満洲事変 その2 柳条湖事件
54 満洲事変 その3 独走する関東軍
55 満洲事変 その4 溥儀擁立
56 満洲事変 その5 上海事変
57 満洲事変 その6 国際連盟脱退

第7章 アジア・太平洋戦争と近代日本の破綻
58 ファシズムへの道
59 日中戦争の火種
60 満洲の歴史と満洲移民
61 世界大恐慌
62 近衛内閣 その1 盧溝橋事件
63 近衛内閣 その2 日中戦争始まる
64 ナチス・ドイツと日本
65 新体制運動と大政翼賛会
66 日米交渉、そして開戦へ
67 アジア・太平洋戦争 その1 ルーズベルトの構想
68 アジア・太平洋戦争 その2 日本の戦争目的

第8章 近・現代篇まとめ
69 「攘夷」と「開国」 近・現代篇まとめ1
70 デモクラシーと政党政治 近・現代篇まとめ2
71 近・現代の重要なキーワード 近・現代篇まとめ3

参考文献
年表

担当編集者より

 関西弁には、きついことを言っても、やわらかく聞こえるという、得な面があります。関西弁でつづられる本書にも、そういうところがあるような気がします。たとえば徴兵令のくだり。「国民は皆平等やから、皆兵隊やで」。明治政府も関西弁で布告を出せば、血税一揆なんて起きなかったんじゃないかという気がします(笑)。やわらい印象の文体ですが、結構、辛辣なことも書いてあります。たとえば、現行の憲法を「GHQがベースを書いたものだ」と憤慨する人たちに、明治憲法も、ほとんどはお雇い外国人であるロエスレルの案が採用された事実を指摘し、どちらも「ベースは外国人が書いたんやで」と。納得感が高いですよね。編集子は関西人ではありませんが、つい「おもろいで」と人に勧めたくなる1冊です。

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