単行本

坂の中のまち 中島京子

1,760 (税込)
発売日2024年11月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) サカノナカノマチ
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年11月10日
ISBN 978-4-16-391915-7
Cコード 0093
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
単行本

坂の中のまち 中島京子

1,760 (税込)
発売日2024年11月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) サカノナカノマチ
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年11月10日
ISBN 978-4-16-391915-7
Cコード 0093

「隣に座るって、運命よ」ずっとここにいたくなる、不思議系ラブストーリー

「隣に座るって、運命よ」
文豪ひしめく坂だらけの町の、不思議な恋の話。

大学進学を機に富山県から上京した、坂中真智は、おばあちゃんの親友・志桜里さんの家に居候することになった。
坂の中にある町――小日向に住み、あらゆる「坂」に精通する志桜里さん。書棚には「小日向コーナー」まであり、延々と坂について聞かされる日々が始まった。

ある日、同級生の誘いで文学サークルに顔を出すことになったが、集合先のアパートは無人で、ちょっと好みのルックスをした男の子が一人やってくる。
一緒に帰ることになった真智に、彼は横光利一の『機械・春は馬車に乗って』を「先生の本」といって渡して来、米川正夫、岸田國士、小林秀雄がいまも教鞭をとっているかのような口ぶりで……
ひょっとして、この人、昭和初期から来た幽霊なのでは?

江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の別解(⁉)、
遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷に埋まる骨が語ること、
安部公房『鞄』を再現する男との邂逅、
夏目漱石『こころ』みたいな三角関係……

風変わりな人たちと、書物がいろどる
ガール・ミーツ・幽霊譚

目次

フェノロサの妻
隣に座るという運命について
月下氷人
切支丹屋敷から出た骨
シスターフッドと鼠坂
坂の中のまち


【本の話🎙ポッドキャスト】

著者朗読🎤文豪ひしめく坂だらけの町を舞台にした中島京子さんの新刊『坂の中のまち』

『小さいおうち』『長いお別れ』 をはじめ、多くのファンに愛される中島京子さんの最新作『坂の中のまち』。
大学進学を機に富山県から上京した坂中真智は、おばあちゃんの親友・志桜里さんの家に居候することになった。江戸川乱歩、遠藤周作、安部公房、夏目漱石……文豪ひしめく坂の中にある町・小日向で進行する、ちょっと風変わりで、なぜか古めかしい? 不思議な恋の話。

担当編集者より

中島京子ファンの皆様、お待たせしました。
思わずくすっと笑ってしまう、中島さんのユーモアと文学知識炸裂の、たまらない一冊が出来上がりました!

同級生・よしんばちゃんのあだ名の由来も、おばあちゃんと志桜里さんのエピソードも最高なのですが、本書の魅力はやはり「エイフク」さん。
中島さんは「風変わりな人」を描く天才で、今作のエイフクさんもずっと”変な人”なのですが、そんな彼が最終話で見せる一幕にはきゅんとせずにはいられません。

ただ情報を受け取るだけではない、読書の喜び――本を読むことそのもの、文章そのものの栄養を与えてくれるのが中島京子さんの本です。
未読の方はぜひここから! 

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
佐伯泰英特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト