| 書名(かな) | ぎゃくさんのにとうりゅう きせきをつくりだしたぷろじぇくと |
|---|---|
| ページ数 | 264ページ |
| 判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
| 初版奥付日 | 2026年12月10日 |
| ISBN | 978-4-16-392182-2 |
| Cコード | 0095 |
ベストセラー『嫌われた監督』のノンフィクション作家・鈴木忠平氏の最新作!
大谷翔平が日本で伝説をつくったのが2016年シーズンだった。本格的な投打「二刀流」を実践し、パ・リーグ史上初となる投手部門と指名打者部門でのダブル受賞を達成した。その活躍もあって、所属する北海道日本ハムファイターズは、11・5ゲーム差を逆転して奇跡と呼ばれるリーグ優勝を果たした。日本シリーズでは広島カープを破り、10年ぶり3度目の日本一に輝いた。
だが、「二刀流」の実現までにはいくつもの壁があった。限られたレギュラーポジションを奪い合う厳しい競争の世界で、前例のない「大谷翔平 二刀流プロジェクト」が実行されたのだ。舞台裏には外部からの批判だけではなく、チーム内の拒絶反応と軋轢、プロのプライドゆえの涙があった。
それでも、栗山英樹監督をはじめとしたプロジェクトメンバーは、自分たちだけの逆算をもとに、一歩ずつゴールへと近づいていった。奇跡の裏には、まだ18歳だった大谷の突出した才能を信じ、誰もが疑ったプロジェクトの成功に向けて突き進んだ者たちがいた――。
本書は、「二刀流」の誕生から完成までの軌跡を、中心となった栗山英樹、中田翔や田中賢介、大野奨太といったファイターズの選手や球団スタッフ、またライバルだったソフトバンクホークスの工藤公康監督など、多彩な証言とアングルから描き出したスポーツノンフィクションです。世界が熱狂する才能のルーツ、実現不可能と言われたプロジェクトに挑んだ男たちのドラマをぜひ味わってください。
鈴木忠平(すずき・ただひら)
1977年、千葉県生まれ。日刊スポーツ新聞社でプロ野球記者を16年間経験した。退社後、文藝春秋Number編集部を経てノンフィクション作家に。『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(文藝春秋刊)で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社 本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞し、史上初めてノンフィクション賞四冠を達成。『いまだ成らず 羽生善治の譜』(文藝春秋刊)では将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)を受賞した。他に『虚空の人 清原和博を巡る旅』『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』(いずれも文藝春秋刊)などがある。
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