書名(カナ) | セカイサイキョウノチセイガク |
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ページ数 | 208ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2024年04月20日 |
ISBN | 978-4-16-661427-1 |
Cコード | 0295 |
地政学とは、
「国家を率いる指導者や安全保障の担当者たちが、自国の安全や優位の確保を考える上で参照する、地理をベースとした思考のパターン」
ということになります。
「指導者たちの頭の中」「国民感情」に、できうる限り近づき、モデル化する作業は、国際政治を考えるうえで、非常に重要な作業です。
そうした実践的な営みを教えてくれるヒントのひとつが「地政学」なのです。(第0章より)
0「地政学」とは何か 指導者の頭の中の地図を読み解く
1 世界観 地政学の巨人たちの思考法
2 シーパワーとランドパワー 超大国の「性格」が分かる
3 ルートとチョークポイント 世界を支配できる点と線
4 グランド・ストラテジー 生き残るための大戦略
5 バランス・オブ・パワー 同盟と離間で他国を操る
6 コントロール 戦争の目的は「勝利」ではない⁉
ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席など、軍事力での現状変更を目指そうとする指導者が世界各地に現れる中、「地政学」という言葉に接する機会が増えています。では、地政学とは何なのか?それは、国家の置かれた環境をベースに、おもに大国同士がぶつかり合う際の思惑を分析するための「ものの見方」です。その大前提として、「人間は集団をつくり、互いに覇権を求めて争い合うものである」という基本認識があります。より具体的に言えば、その国家が置かれた地理的条件をもとに、いかに国際社会でサバイバルするかの戦略を考えるための「知の集積」と言えましょう。そんな地政学のポイントを、初歩の初歩から解説した『世界最強の地政学』について、著者の奥山真司さんが要点をわかりやすく語ります。(聞き手:前島篤志・文春新書編集部)
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