「推し」という病 加山竜司

1,320 (税込)
発売日2026年01月16日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(かな) おしというやまい
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 新書判 軽装 並製
初版奥付日 2026年01月20日
ISBN 978-4-16-661519-3
Cコード 0295
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
  • 新書
  • 新書

「推し」という病 加山竜司

1,320 (税込)
発売日2026年01月16日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(かな) おしというやまい
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 新書判 軽装 並製
初版奥付日 2026年01月20日
ISBN 978-4-16-661519-3
Cコード 0295

地下アイドル、ホスト、アニメ…暴走する「推し活」

なぜ彼らは苦しくても「推し」続けるのか
AKB、ホスト、VTuber、アニメキャラ、ゲーム、地下アイドル、AV女優、ビジュアル系バンド…

当事者への取材を重ねた「推し活」の現在地

「推し」という言葉は、「好きなものを応援する」ポジティブな言葉として使われることが多い。
だが、アニメグッズを購入したり、アイドルのコンサートに参加したりすることだけでなく、たとえば地下アイドルライブでのチェキの大量購入、ホストクラブやメンズ・コンセプトカフェでの過激な売り掛けなどを表す際にもこの言葉は使われている。
少なくとも、言葉のうえでは、学生のささやかな「推し」と、身を滅ぼすほどの出費をともなう「推し」は地続きだ。

「高田馬場ライバー刺殺事件」をはじめ、「推し」を端緒とした刑事事件も発生している。その精神性の根が同じであるならば、私たちは「推し」とは何かを慎重に見極める必要がある。
実際に「推し」によって人生を大きく変える選択をした人々の言葉に耳を傾けることで、「推し」の何が人々を病的なまでにエスカレートさせていくのかを探る。

目次

第一章
 「結婚するなら、もちろんアイドル」
“「推し」のためにマンションを売った”トップオタ

第二章
「ホストはコスパがいい“推し活”」
“ホス狂い”風俗嬢のコスト意識

第三章
「二次元は“恋愛対象”になるか」
アニメ、VTuber、2.5次元、声優…オタクたち「推し活」

第四章
「結婚できなかったのはアノ子のせいじゃない」
女性アイドルを14年間推し続ける中年女性の憂鬱

第五章
「AV女優に求める純潔」
秩序を守るAV女優アイドル・トップオタの女子校教師

第六章
「“運営”は搾取をしているのか」
元ジャニーズJr. 地下アイドル運営の見果てぬ夢

第七章
「推しがいないこの世界に、生きる意味はない」
「推し」の後追いで「自殺未遂」した納棺師

第八章
「オタクとアイドルは運命を捻じ曲げて共に生きる」
オタクでアイドルだった彼女は、今日もSNSで未練を語る

著者

加山 竜司

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
文藝春秋 定期採用2027のお知らせ 佐伯泰英特設サイト 2025 文春文庫 秋100ベストセレクション 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 池袋ウエストゲートパークシリーズ最新作『男女最終戦争』石田衣良・著 公式サイトです