| 書名(かな) | にちべいぼうりゃくのりめんし |
|---|---|
| ページ数 | 304ページ |
| 判型・造本・装丁 | 新書判 |
| 初版奥付日 | 2026年09月20日 |
| ISBN | 978-4-16-661544-5 |
| Cコード | 0295 |
CIA研究の第一人者が解き明かす
アメリカが日本に仕掛けた驚くべき謀略の数々!
アメリカへの信頼が揺らいでいる。トランプ大統領は日本に高関税を課し、日米同盟に不満を隠さず「日本を守る必要はない」とまで言い放った。こうした動きをみて、多くの日本人は「戦後の日米関係は良好だったはずなのに」と当惑している。
しかし、そもそも戦後の日米関係が良好だったというのは幻想にすぎない。日本が開国して以来150年以上、アメリカは一貫して日本をコントロール下に置こうとし、ときには謀略を仕掛けてきたのだ。
共同通信社で長らくアメリカを担当し、CIA研究で有名な春名幹男氏は、米国公文書館などで情報公開された膨大な機密文書を入手。時間をかけて解析をおこない、アメリカが日本に仕掛けてきた謀略の数々を浮き彫りにする。
たとえば……
♦昭和天皇をキリスト教徒に改宗させる極秘計画
♦大リーグ交流戦で来日したキャッチャーはスパイだった
♦未解決事件の国鉄三大事件(下山事件、三鷹事件、松川事件)にちらつく米謀略機関の影
♦アメリカに「ノー」と言った田中角栄の悲劇
♦「ロン・ヤス蜜月」が喧伝されたレーガン政権時代に日本経済は潰された
♦731部隊「人体実験データ」と新型コロナを結ぶ点と線
……本書によって、日米外交の真の姿が明らかになる。
はじめに 秘密文書から見えてくる米国の正体
第1章 「ハル・ノート」にソ連スパイは関与したのか
1 米国は連合国をまじえて「暫定協定案」を検討
2 日米合意に向けて交渉は好転かとみられたが
3 ドンデン返しで暫定協定案最終版を放棄
4 蒋介石とチャーチルの猛反対
5 対日戦だからこそ米国民は戦争を支持した
6 ホワイトはどんなスパイだったのか
第2章 情報戦争を支えた日系アメリカ人
1 日米暗号戦争
2 二世兵が情報工作で貢献
第3章 スパイになったアメリカ共産党員の日本人
1 OSSが展開した「黒色工作」
2 「日本の軍部打倒」で共産党員とOSSの利害が一致
第4章 原爆はなぜ京都を外し、広島・長崎に投下したのか
1 京都への投下案をめぐり激しく対立
2 トルーマンが取り乱し、三発目の原爆投下を禁止
第5章 万次郎が導いたペリーとの合意
1 黒船来航の目的を万次郎が説明
2 米国は対中貿易の補給基地として日本が必要
3 学究肌のペリーの巧みな外交
4 幕府に呼び出された万次郎
5 日米和親条約を締結
6 日本人の知識がペリーらを驚かせ、土産が文明的転換点に
第6章 韓国併合で植民地を「線引き」した日米密約
1 空前の「日本文化ブーム」
2 日露戦争勝利でも日本の戦果は小さかった
3 韓国併合に協力したルーズベルト大統領
第7章 満鉄を日米共同開発していれば満州事変はなかったか
1 太平洋戦争への分かれ目
2 「条約に抵触」と日米共同開発を断念
第8章 第一次大戦後の日米情報戦争
1 海軍軍縮会議で裏をかかれた日本
2 キャッチャーはスパイだった
第9章 戦犯と免責者を恣意的に選択した米国
1 戦犯はいかにして認定されたか
2 なぜA級戦犯の遺骨は廃棄されたのか
第10章 天皇を放免しキリスト教徒にする極秘計画
1 天皇は戦犯か
2 キリスト教への「改宗」圧力をかわした天皇
第11章 奇怪な国鉄三大事件は誰が起こしたのか
1 つきまとう「米国の影」
2 ある秘密機関員の告白
第12章 吉田茂はアメリカに「ノー」と言ったか
1 ノーと言わなかったが「日本のかたち」を固めた
2 危なかった吉田の首相就任
3 吉田ドクトリンとは何か
第13章 アメリカから「ノー」と言われた鳩山一郎と石橋湛山
1 鳩山vs.吉田・米国の闘い
2 米国はソ連の北方領土返還に反対
3 米国が支援した保守合同
4 石橋の自立姿勢で日米関係再調整
第14章 岸信介から始まる「親米」の系譜
1 政界復帰から五年で首相に
2 岸に多大な期待を寄せた米国政府
3 岸を勝たせるためにCIAが資金援助
4 安保改定交渉と「密約」
5 CIAを動員して安保条約の批准へ
第15章 「沖縄返還」がなぜ「尖閣問題」に波及したのか
1 佐藤政権で沖縄返還合意へと動いたニクソン政権
2 沖縄返還交渉で密約に調印
3 台湾が「繊維」を利用して尖閣問題に介入
4 「毒薬」も潜ませた二つの「ニクソン・ショック」
第16章 アメリカに「ノー」と言った田中角栄の悲劇
1 キッシンジャーの激怒
2 なぜ角栄は米国の「虎の尾」を踏んだのか
第17章 レーガン政権時代に日本の繁栄が終わった
1 「ロン・ヤス関係」の幻想
2 プラザ合意で日本経済はとどめを刺された
3 日本の半導体業界はいかにして抹殺されたか
4 東芝機械ココム違反事件での強烈な制裁
第18章 クリントンは「普天間返還」をごまかした
1 バブル崩壊後も続いた米国の圧力
2 すり替えられた「普天間返還」
第19章 ブッシュが犯した二つの大失敗とサマワの自衛隊
1 9・11テロを警告していた「大統領日報」
2 「イラク主犯説」のデマ情報はなぜ流布されたか
3 戦後のイラク統治体制構築に取り組まず
第20章 日本とオバマ政権の不協和音
1 中国偏重のオバマ外交
2 激化する対米サイバー攻撃と南シナ海領土拡張
3 尖閣諸島をめぐるオバマの不用意な発言
4 恥をかかされて辞任した鳩山由紀夫
第21章 七三一部隊から「炭疽菌テロ」「コロナ禍」への系譜
1 新型コロナウイルスを捜査した米情報機関
2 七三一部隊「人体実験」のデータは米国に渡った
3 炭疽菌テロ犯が七三一部隊の資料を利用か
4 新型コロナウイルスも同じ基地の情報機関が監視・調査
おわりに
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