作品紹介

翻弄されながらも職責を全うする
中間管理職を共感を込めて描く!

損保業界名門の世紀火災海上保険の内部極秘資料がリークされ、
1年前に大蔵省監査と厳しい業務改善の示達を受けたことが、
経済誌『中央経済』にスクープされた。
社長から「ニュースソースを聞き出せ」と厳命された広報室の新任課長・木戸徹太郎は、
『中央経済』の記者福井と接触するが、容易には口を割らせられない。
ただ徐々に木戸は、会社を私物化する渡辺会長、
その甥でることを嵩に策謀に動く加藤副社長と、実権のない川本社長とを巡って、
社内での派閥抗争が裏に隠されていることを知る。
そんなとき、ある新聞が「川本社長更迭」と突然報道し、
木戸は記者に詰め寄られて……。
それぞれの思惑に翻弄されながらも、自らの職務を果たそうと奔走する
中間管理職の姿を鮮やかに描く。

また、本書は、刊行から30年以上もの間、
広報担当者や取材記者に読み継がれてきた〝危機管理のバイブル〟でもある。
企業のコンプライアンスとは、企業広報とは、広報担当の仕事とはなにか。
様々な示唆に富んだ企業小説の傑作!

担当編集者より
不祥事の揉み消し、上司の梯子外しや尻拭い、社内に吹き荒れる派閥抗争……。本書に描かれるのは、いつの時代にも、どこの会社にも起こりうる、ビジネスマンの困難や葛藤ばかり。主人公の苦悩はとても他人事と思えません。そして、主人公が先達から贈られた、山本五十六の言葉が胸に響くのです。

「苦しいこともあるだろう/云いたいこともあるだろう……泣きたいこともあるだろう/
これらをじっと/こらえてゆくのが/男の修業である」

組織での働き方が問われるいま、読んでいただきたい一冊です。
目次
第一章 漏洩
第二章 情事
第三章 左遷
第四章 策動
第五章 誤報
第六章 密会
第七章 背任
第八章 屈辱
第九章 抗争
第十章 沈黙
解説 島谷泰彦
商品情報
書名(カナ) コウホウシツチンモクス
ページ数 592ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2010年02月10日
ISBN 978-4-16-777340-3
Cコード 0193

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