書名(カナ) | キノウノカミサマ |
---|---|
ページ数 | 224ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2022年04月10日 |
ISBN | 978-4-16-791859-0 |
Cコード | 0193 |
長く外科医を務めた父が倒れた。家族の駆け付けた病院には兄の姿だけがなかった(ディア・ドクター)。医療をテーマに紡ぐ、ほのかな毒とユーモア――。著者の魅力が凝縮された傑作5篇。映画『ディア・ドクター』のアナザー・ストーリーにして直木賞候補作。書き下ろしのあとがきを加えた新装決定版。解説・笑福亭鶴瓶
「1983年のほたる」
村から市内の塾へ通っているわたしは、通塾に利用するバスの運転手が苦手だった。ある日、わたしはその運転手から「りつ子さん」と不意に名前を呼ばれる。
「ありの行列」
「誰にも言わんから、死ぬ注射打って」村医の代診のために僻村を訪れた医師が出合った意外な言葉、その真意とは。
「ノミの愛情」
夫は、世間では名医と呼ばれる外科医だ。そんな“非の打ちどころのない”夫を支える私には、他人には言えないある秘密が。
「ディア・ドクター」
長く外科医を務めた父が倒れた。家族の駆け付けた病院には兄の姿だけがなかった。父に憧れ、かつて医師を目指した兄は今――。
「満月の代弁者」
人口2,500人足らずの、ある古い港町の診療所に新任の医師がやって来た。立派な銀髪と口髭を蓄えたその医師は、“正真正銘のベテラン”だったのだが……。
解説 笑福亭鶴瓶
文春文庫版のためのあとがき
ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。
雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。
※外部サイトに飛びます
感想を送る
本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。
※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。