書名(カナ) | メイモンフダイダイミョウ サカイタダタカノフントウ |
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ページ数 | 304ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2020年04月10日 |
ISBN | 978-4-16-813086-1 |
Cコード | 0195 |
出世ルートから外れた御曹司、再起に挑む!
四代将軍徳川家綱の大老を務めた酒井忠清の嫡男、忠挙(ただたか)。
将来を約束されたはずの彼の人生は、父の失脚で、突如、暗転する。
降格、閑職、奇病、困った親族、そして期待していた嫡男の早世……。
これでもかと重なる苦難に、しかし忠挙は諦めない。
新興大名・柳沢吉保と姻戚関係になり、時の老中と密接に連絡を交わし、意見具申にも精を出す。
ひとえに、親族を救うため、家を守るため、そして将軍・綱吉への忠勤のため――。
江戸時代中期、幕府官僚として生きた、ある御曹司の等身大の実像に迫る。
文庫化にあたり、補論「酒井忠挙の妹・長姫の憂鬱」を増補。
「本書では、家の格式だけでなく、人間力や人心掌握力も問われる徳川政治の厳しさを通して、順風満帆だったかに思われた御曹司エリートが苦労人として辛酸を嘗めるストーリーが語られる。それは現代人も共感できる歴史の教訓にもなっている」――「解説」・山内昌之
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