書名(カナ) | ヤスクニ |
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ページ数 | 368ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2022年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-813100-4 |
Cコード | 0195 |
【名著復刊!】
招魂斎庭が駐車場へと変貌していたことに衝撃を受けた著者は、靖国神社の歴史を徹底的に辿り始めた。サーカス、競馬場、遊就館、勧工場、最先端アパート、奉納プロレス……膨大な資料を通して見えて来たのは、アミューズメントパークとしての、そして庶民の生活の場としての姿だった。政治思想の文脈でしか語られなくなった靖国のイメージを解き、生き生きとした歴史を蘇らせた、著者の代表作。(解説・平山周吉)
イデオロギーを超えて「本質」を語るために――
「靖国問題」という議論の立て方では
けっして見えてこない広い展望(解説より)
付録:増補エッセイ+靖国略年表を収録
日本近代文化史の傑作!
当時の靖国神社に思いを馳せる時、
すべての先入観を捨てて、その音に
耳をすまさなければならない。
その時その場所を流れていた空気に
身をさらさなければいけない。(本文より)
プロローグ 招魂斎庭が駐車場に変わる時
第一章 「英霊」たちを祀る空間
第二章 大村益次郎はなぜその場所を選んだのか
第三章 嘉仁親王は靖国神社がお好き
第四章 招魂社から靖国神社へ、そして大鳥居
第五章 河竹黙阿弥『島鵆月白浪』の「招魂社鳥居前の場」
第六章 遊就館と勧工場
第七章 日露戦争という巨大な見世物
第八章 九段坂を上る二人の男
第九章 軍人会館と野々宮アパート
第十章 力道山の奉納プロレス
第十一章 柳田國男の文化講座と
靖国神社アミューズメントパーク化計画
エピローグ 「SUKIYAKI」と「YASUKUNI」
文庫版『靖国』の「あとがき」に代えて
(増補)九段坂~評論『靖国』を生んだ逍遥の地
解説 「一九八九」と「一九九五」 平山周吉
靖国略年表
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