作品
『クマのプーさん』の紹介者・石井桃子の幼い頃の思い出や太宰治などとの交流。映画スター・高峰秀子の愛憎をつきぬけた人間観察
松下幸之助、有吉佐和子、東山魁夷、木村伊兵衛、沢田美喜、藤山寛美、梅原龍三郎——二十余の昭和を代表する人々との対談を軸にした傑作エッセイ集
圓生、志ん朝から古川ロッパ、越路吹雪まで。昭和という時代に、“藝”に人生を喰われて生きた藝人88人のほろりとするエピソード集
小津先生と行った御茶の水、クロサワが手の甲に置いた「蚊」、美智子妃からの一筆など、極上の思い出を端正な語り口で綴った一冊
「自分が死んだ時の記事を人にまかせられるか!」本人が書いた死亡記事から見えてくる意外な素顔と死生観。人生を考えさせる傑作
内田百閒からの手紙、イヴ・モンタンとの再会、司馬遼太郎との食膳、有吉佐和子との長電話など、情味豊かな人達との素敵な思い出
三船敏郎、山本富士子、山口淑子、黒澤明、木下恵介……邦画黄金期の大スターが触れあった名優、名監督との面白おかしい映画界裏話
江戸っ子作家・川口松太郎に名エッセイスト・高峰秀子がインタビュー。人情味豊かな昔話を妙趣にあふれる筆致で綴る。待望の復刊
高峰秀子を「かあちゃん」と呼ぶ著者が愛情をこめて描いた、大スターが歩んできた知られざる苦難の道と、現在の清冽で自由な生活
天眼鏡、はんこ、風呂敷……共に生き続けた掛け替えのないものたちへの優しさと思い出が詰まった名エッセイ。カラー写真多数収録
記された人の名を墨で消すとき、その人の面影が鮮かに甦る。懐かしく温かな思い出の数々を端正な江戸前の語り口で綴る名エッセイ
醒めた目をした人気子役時代、撮影所のヘンで素敵な人々、人生の店じまいの仕方……。心に残る事々を爽やかな筆で綴るエッセイ集
虚飾の世界を自ら離れた高峰秀子だが、義母との凄絶な関係は終わらなかった。大女優の身内との葛藤とその後の爽やかな日常を描く
「青い山脈」「雪国」から「昭和残侠伝」まで、映画界に一時代を築いた著者が軽妙な筆致で描く、女優、男優、監督たち、そして一生
和食48、中華23、洋風36、その他23……計130の素材の調理はまさに交響楽。タクトを振るあなたのための、優しく美しいレシピ集
司馬遼太郎、三船敏郎、木村伊兵衛……とっておきの人たちとの豊かなエピソードを、イキのいい“江戸前”の筆に乗せて贈る名随筆集
超変人の木下恵介、黒澤明、風のように爽かな幸田文、そして無名の素晴らしい人たち。柔かなユーモアでいきいきと綴る爽快交友録
大芸術家にして大きな赤ん坊。四十年近くも親しく付き合った洋画の巨匠梅原龍三郎の思い出をエピソード豊かに綴ったエッセイ集。梅原描く高峰像等カラー図版・写真多数。(川本三郎)
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