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たった1つの小壺の行方が天下を動かす! 信長、秀吉、家康と持ち主の運命を左右する器の物語を始め、著者初めての歴史短篇集
有名・無名、死亡・生存を問わぬユニークな交友録、身辺雑記から皇室への思い、さらには対談から往復書簡までを収録した、本当にお得な1冊!
日露戦争から第二次世界大戦まで、日本人にとって戦争とは何なのか?——ベストセラー『昭和史』『幕末史』と並ぶ、著者渾身の書
あらゆる日本の近代産業の創設にかかわりながらも、後半生を社会貢献に捧げた生涯。日本人に資本主義のあり方を問い直す1冊です
渋谷センター街で起きた連続無差別殺人事件。3年後、やはり渋谷でもう一度起きる惨劇に沖縄空手の達人の女子高生が立ち向かう
立花隆氏の「二十歳の君たちへのメッセージ」を主題とする講義を中心に、著名人に聞く「二十歳の君への宿題」を学生がまとめる
「食」まつわる機知に富んだ内容。諸田玲子さんが訪ねる山間の名店「シェ・露堂」。麻生圭子さんが紹介する「時間を味わう京都の食」。藤沢周平「故郷・山形の味」。池波正太郎「小説に登場する知られざる味」など。
「ことサッカーに関して、男は正直であらねばならない」? イモとマッチョはお断り、縦横な思考が鋭く楽しい異色のエッセイ集
銀行マン時代、トラブル処理に辣腕をふるった人気作家が、仕事の悩みから家庭の問題まで、ピンチの切り抜け方を優しく厳しく指南
大富豪が殺された。真犯人は一族の中に? 家族、会社、男と女……さまざまな関係が複雑に絡み合う、ハイテンポな長篇ミステリー
妻殺害をネットで依頼した愛人の心の軌跡。バリケードのような家に住む姉夫婦と妹。三面記事の向こう側を鮮やかに描く6つの物語
麻布の朝比奈家に嫁いだ苑香。やがて、一家は不思議と家運が上向きはじめるが……。女性がもたらした旧家の隆盛と凋落を描く
『ゴッド・ファーザー』原作のスペイン語訳に取り組む画家がシチリア島コルレオーネ村へ。風光明媚な景色や芸術にも触れた耽美的旅行記
屋形船上で殺しが起こった。現場から逃げ出した浪人の素性は優しい男と聞き、鬼平の脳裏に疑念がよぎる。「あやかし」ほか4篇収録
ノーベル賞物理学者益川氏とiPS細胞で全世界の注目を集める山中氏の知的刺激に満ちた対論。世紀の発見、その時脳内で何が起きるか
いのちを支える根源は、炉ばたにかかる「つゆもの」。40年間手掛けたスープの真髄を、手に取りやすい形にまとめた厳選レシピ集
佐藤栄作の「密使」として沖縄返還交渉を進める中で密かに結ばれた「核の密約」。新たな資料と証言により謎に満ちたその生涯に迫る
家電、原発から、フィギュアスケートまで、日本のお家芸を次々に凌駕する韓国。コンプレックスと優越感がないまぜになった「日本論」
戊辰の激動を生き残った新選組隊士たちが、敵味方で相まみえる運命の悲劇。歴史に消えた者たちの悲痛な叫びが胸を打つ感動大作
13年の長きにわたって文藝春秋の巻頭を飾ってきた「葭の髄から」が完結。品格とユーモア、美しい日本語、極上の読書の愉しみをどうぞ
非行や犯罪遭遇率が一番高い放課後。日本には、塾とゲームしかないのか? 豊かな放課後のために立ち上がった若者たちの物語
能の「翁」に隠された黒い怨念、人間中心主義を覆す新しい思想の創造……齢八十を超えた哲学者の貪欲なまでの知的探求と思索の日記
春は山菜、夏はうなぎ、秋は座敷で鍋、冬は山奥で熊料理! 飽くなき好奇心と胃袋で旬の味を探し求めた、絶品食べ歩きエッセイ
歴史文学の巨匠が、雄渾の筆を自在にふるい、日本史上12人の名将の軍略、人事、経営の各方面から覇者の条件を説きおこす小説集
家治の治世、将軍職継承に絡み不穏な動きを続ける八嶽党。陰謀に巻き込まれた元御家人・源次郎の行く末は? 傑作伝奇時代小説
ダイビング中に妻の不倫相手に襲われた推理作家は大海原で無人のヨットに救われる。が、その船には恐るべき秘密が隠されていた
地裁判決が2人の明暗を分けた。女が週刊誌に発表した手記が、波紋を広げていく。強大な国家権力に追い詰められた弓成の運命は?
エーゲ海の小島を訪れた不倫関係の男女を襲う不可思議な出来事。重い現実を背負う2人が行き着く場所は? ゴシック・ホラー長篇
札差し駿河屋の娘お吉は、数え十六、蔵前小町。人呼んでおちゃっぴい。お吉と江戸の人々が繰り広げる、笑いあり涙ありの傑作人情譚
土佐のあらくれ漁師も、江戸の豪商も、それぞれの思いを胸に一生一度のお伊勢参りへ旅立つ。御師が結ぶ不思議な縁と希望の物語
地獄島を破壊し釜山に逃げた水原は何とか日本に戻るが、自分が「組織」のある企みに利用されていたことを知り、報復に動き出す!
商家から武家へ、大名の姫から芸者へ、そして異人の妻へ——。維新の風に翻弄されながらも運命に従い奮闘する女たちを描く短篇集
仏像庄右衛門が、盗みに入った寺で逆さに吊るされた秘仏に遭遇した同じ頃、深川では似た格好で殺された芸者の死体が見つかり……
恋愛小説家の父と暮らす12歳の少女のもとへ新しい家族がやって来た。“恋”とは? “好き”とは? 全3巻、3ヶ月連続刊行の第1巻
たけのこ、山菜、菜の花、真鯛、かつお、ほたるいか……新しい季節の息吹を嵐山吉兆はどう料理するか。「四季の食卓」シリーズ完結篇
魯山人と親交のあった父は、彼の死後すべてを売り払ってしまう。なぜか? 過去を辿る旅のなかで、魯山人の真実が明らかになる
非婚・少子化・大不況の時代をいかに生きるべきか。破綻をきたした「無根拠な楽観」を越えて、あるべき社会を模索する刺激的論考
「よろしかった」がよろしくない理由など、巷に氾濫する言葉の誤用を紹介。誤りに至る理由も解説した、現実の日本語の諸相に迫った1冊
法隆寺(聖徳太子)・高山寺(明恵上人)・酬恩庵(一休)・松蔭寺(白隠禅師)・五合庵(良寛)……48人、それぞれの名所旧跡
梨園の親子で舞台人でもある2人の率直で親密な往復書簡。幼い日の思い出、舞台への思いから連載中に迎えた結婚を巡る言葉まで
市井の人々を至近距離で取材し、その喜びや悲しみを、温かすぎず、また冷たくもない筆致で活写した、稀有のルポルタージュ・コラム
日本一の宮大工、薬師寺金堂を手がけた著者が引退を機に技の伝承、人の育成等を語り尽す。今、徒弟制度が必要なのはなぜか?
実家は町の下半身と揶揄される「さかえ通り商店街」のスナック。そこで働く男は、別れた妻が入院し、娘を預かることになったのだが
同心、人間としても未熟な、養生所見廻り・神代新吾が幼馴染の養生所医師、白縫半兵衛と力を合わせ事件を解決する姿を描く