作品
歴史・日本語、読書……、多彩なテーマを巡って縦横無尽にくり広げられる座談の楽しみ。ご存じ名コンビの対談の、極めつき傑作選
キスを、豆腐を、はたまた007を論じて、源氏物語からアリストテレスまで古今東西の文学・思想に至る。ご存じ名エッセイの悦楽
なぜ怪獣の名前には「ラ」が付くのか、ブランコが春の季語になった理由……。ハタと膝を打つ謎解きに、思わず快哉を叫ぶ。これぞ名エッセイの楽しみ。ご存じ名調子二十四篇。(鹿島茂)
日本文学の中心は天皇の恋歌にあり――常識のヴェールをからげると、そこには歴史と文化の真新しい風景が……独創的日本文化論
漱石、荷風からジョイス、マルケスまで、多様な可能性を秘めた作家論精選。意外な角度から歪つな〈近代〉を浮彫りにする刺激的批評
大新聞社の女性論説委員・南弓子。書いたコラムが思わぬ波紋をよび、政府から左遷の圧力がかかった。家族、恋人、友人を総動員して反撃開始、はたしてその首尾は? (瀬戸川猛資)
我らが「存在の家」、言葉。しかし日本語は戦後、不運な扱いの中に。国語教科書批判、河合塾の入試問題論争など刺激的論考精選集成
光源氏はこのとき「実事あり」? 歌聖・定家の神話を崩すと何が見えるか? 自由闊達な眼で古典を甦らせるスリリングな傑作批評選
井伏、川端から大江、立花、春樹まで、昭和平成の文学星座表。切れ味満点、ユーモアたっぷり、便利至極、批評集ならではの独創編集
歴史、日本語、読書……多彩なテーマを巡って縦横無尽に繰り広げられる座談の楽しみ。二人の名対談からよりすぐりの十一篇を収録
忠臣蔵はなぜかくも日本人の心を打つのか? 目にも鮮やかな謎解きで話題をさらった名作『忠臣藏とは何か』を中心に、丸谷批評真骨頂
たとえばブランコ遊びと女性の関係、たとえばベートーヴェンの風采と面貌など不要不急の難題を論じて人間を知る。エッセイの定番
前田利家はなぜ隻眼の肖像を描かせなかったか? 笹かまぼことてんぷらの関係は? 金沢、長崎、小樽……、日本の八都市を素材に座談の名手二人が贈るオシャベリ都市論。(川本三郎)
藤沢時代小説の魅力の源泉。この作家を愛してやまぬ諸氏が綴る三十篇。さらに対話とインタビュー、年譜等で構成した愛読者必携書
大新聞社の女性論説委員・南弓子は、書いたコラムが思わぬ波紋をよび、その地位危うし。面白さ抜群、十年余を費やした待望の書下し
軽妙洒脱でユーモラス、それに深いウンチクが加わる。セーラー服、丼物、宮本武藏、ネクタイ等々、話題は縦横無尽、語り口は自由自在の名文、ご存じ丸谷エッセイの粋。(清水義範)
いま静かなブームを呼んでいる最高にイキな知的ゲーム「歌仙」。豪華メンバーによる四巻の実作と座談会で、さながら一座の実況中継
自分でもわからぬ樹木の影への不思議な愛着。現実と幻想の交錯を描く、川端康成文学賞受賞作。これぞ、短篇小説の快楽! 「鈍感な青年」「樹影譚」「夢を買ひます」収録。(三浦雅士)
リンカーン大統領作の探偵小説、ポワロの死亡記事、サンデータイムズ・ベスト100など、日本と世界の出版物から選んだミステリーファンに贈る楽しいアンソロジー。(瀬戸川猛資)
グラス片手に気の合う友と語るための話の数々。こんな話をつまみに飲めば、酒の楽しみが百倍になること間違いなし。とっておきの極上カクテル、甘口辛口三十一篇。(嵐山光三郎)
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