作品
50も半ばを過ぎて、「からだ」「生」「愛する者」に向き合えば……医師・作家としての25年を語り、じんと心にしみるエッセイ集
死の淵に引き寄せられた日々を遠く離れた今、生きのびたわが身、自然に開かれたからだのしぶとさを知る。滋味溢れるエッセイ集
40年ぶりの再会。眩しかった彼女と浅間山に登る。それぞれに人生の関所を過ぎた男女が山を歩く。清冽にしてせつない大人の短篇集
折り合いの悪かった父も、消えたおばさんも、故郷の廃屋に茂る夏草も、いまはただ愛おしい……温かい感動に包まれる連作小説集
うつ病に苦しみ、老父の介護に疲れた「私」のもとへ現れた野良の仔猫。トラや、おまえがいたから、「私」と家族は生き延びられた!
五十も半ばを過ぎて、「からだ」「生」「愛する者」に向き合えば……医師・作家としての二十五年を語り、じんと心にしみるエッセイ集
いまは、うつ病にからめとられながらも自裁せずに生き続けた自分を、それだけで肯定したい。静かなる希望が湧いてくるエッセイ集
心の病を得て以来、大切なのは日々の生活の細部になった。医師だからこそ語れるいま生きて在ることの意味。心にしみるエッセイ集
人生の関所を通り過ぎた今、苛烈な思い出と和解を果たす。消えた老婆、折り合いの悪かった父…。温かい感動に包まれる連作小説集
心の闇を抜け出そうとする医師の前に現れる、普通の人々との奇妙なふれあい。誘われるまま森へ、青春の町へと歩み入るうちに……
きらめく波頭、まぶしい青、湖の香、少女との出会いに、心の闇は晴れるのか? 癒し癒されきれぬ人々の思いを描く、珠玉の中篇小説
「楽にしてもらえますか」と末期癌患者に問われた医師は尊厳ある死を約束する。終りを全うしようとする人の意志が胸に沁みる名作
父の死を前に、赤裸々な感情を絡ませあう家族の姿を淡く端正な筆致で描く表題作の他、人生の哀しみと温もりを見つめる珠玉短篇集
心の病いを抱えつつ何とか「人生の関所」を通り過ぎた時、信州の山並みの彼方、ふいの青空に目をみはる。滋味溢れる好エッセイ集
医者は人としてどのようにバランスをとるのか? 等身大の医者たちとの語らいで、癒し、死、親子、家庭など様々なテーマを考える
作家として自信を失くした夫と、医師としての方向を見失った妻は、山間の美しい村でふしぎな老婆に出会う。人生を問い直す傑作
「闇」を抜け出ようとする医師の前に不思議な人々が立ち現れる。誘われるまま森へ、青春の町へ、故郷の廃屋へ歩み入るうちに……
色彩の淡い森の中に、生、老、病、死の様々な木が隠れている。人生の喜びと悲しみを温かな視線で切りとって見せる、珠玉の短篇集
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