作品
梅棹忠夫、犬養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜臣、富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司の十二氏を相手に、日本と日本人について興味深い話は尽きない。
日本海の霧の中から、ロシアのバルチック大艦隊がついに姿を現わした。国運を賭けたすさまじい海戦が火ぶたを切った…。明治の群像を描く感動の大河小説完結篇
(七を参照)
(一を参照)
松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を中心に、維新を経て懸命に近代国家を目指し、日露戦争の勝利に至る勃興期の明治を描く大河小説。(島田謹二)
牛若丸としての少年時代から、義経となって華やかに歴史に登場したこの武将は、軍事的な天才ではあったが、あわれなほどに政治感覚がなかったため、ついに悲劇的な最期に至った。
(上を参照)
戦国時代に四国の覇者となった長曾我部元親。ぬかりなく布石し、攻めるべき時に攻めて成功した深慮遠謀ぶりと、政治に生きる人間としての人生を、妻との交流を通して描いた長篇。
歴史はときに血を欲する。若い命をたぎらせて凶刃をふるった者も、それによって非業の死をとげた者も、ともに歴史的遺産だ。幕末に活躍した暗殺者たちの、いわば列伝である。
故郷にかろうじてたどりついた鹿児島軍団もついに西郷が自刃し、西南戦争は止んだ。翌明治十一年大久保も兇手にかかり、反乱の時代は終熄した。大河小説の完結篇
風土を考えずに歴史も現在も理解しがたい場合がある。高知、会津若松、佐賀、京都、鹿児島、大阪、盛岡など十二の土地を選んで、その風土と歴史の交差部分を見なおした紀行。
薩摩士族が遂に起った。が、「踏みつぶしてゆく」はずの熊本鎮台に行く手を阻まれ、予想外の苦戦を強いられてしまった。一進一退の激戦が続く。大河小説の第六巻
神風連、秋月、萩とうち続く反乱にも、かたくなに沈黙していた薩摩がついに動いた。西郷暗殺の刺客の影にまず私学校生徒が走り出す。佳境に入る大河小説の第五巻
秀吉の朝鮮侵攻のおり、薩摩に連れてこられた陶工たちが、帰化しても姓をあらためず、故国の神をまつりながら生きつづけて来た姿を描く表題作に、「斬殺」「胡桃に酒」を収録。
これといった武功もないのだが、ただ誠実に織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と三代の覇者に仕え、その都度出世して、大大名になった山内一豊夫婦の爽かで愉快な物語
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