作品
高齢者が不安を抱えて余生を生きなければならない現実を、「後期高齢者」となった著者が実感をもって語る〈いかに生きぬくべきか〉
年金問題、薬害肝炎問題、環境問題……問題だらけの日本にあって、なにを頼りに生きてゆけばよいのか。映画と東京について書きとめよう
猛暑、大型台風の脅威、大地震、大津波……〈戦後最悪の一年〉といわれた2004年の一部始終。驚天動地、天変地異の年をゆく
かつて日本有数の盛り場だった日本橋に生まれ育った著者が、実家の和菓子屋の盛衰を、土地とそこに住む人々の歴史として振り返る
自分の目撃したもの、直感しか信じない主義の著者が書きとめる現代史のさまざまな事柄。「週刊文春」連載のクロニクル・エッセイ
<いじめ>に象徴される格差社会の歪みを直視する一方で、「ゆれる」「硫黄島からの手紙」に絶賛の拍手を送る。連載9年目の成果を単行本化!
古今亭志ん朝の死に衝撃を受けた著者が、その父・志ん生を軸に描く、江戸落語へのオマージュにして、失われた「言葉」へのレクイエム
映画、演劇、ミュージカルから本にいたるまで、「見巧者」の本領発揮のコラム、21世紀に入ってますます好調。スクリーンが心にしみる
マドンナに思いを残しながら、新任地へと赴いたうらなり。「坊っちゃん」の登場人物のその後は。平凡な男の人生を丹念に描いた傑作
小泉自民党の圧勝に終わった総選挙、子供たちが殺され、耐震強度は偽装され……戦後60年を迎え、あらためて昭和という時代を検証
映画、ラジオ、本、人物の感想を書きながら〈時代〉をみごとに滲ませる。「現代」のクロニクル(年代記)。「週刊文春」好評連載中!
渥美清がいた、クレージーキャッツがいた、坂本九がいた、そしてコント55号、ドリフターズまで、テレビが娯楽の王様だった、黄金時代の一部始終
『下妻物語』から小泉首相批判まで、舌鋒鋭く、歯に衣着せず。とりわけ筆者の家族が被害を受けた新潟県中越大地震については圧巻
小泉内閣の傍若無人ぶり、狂牛病の恐怖、米同時多発テロの戦慄、そして志ん朝さんの死……2001年を書きとめた好評エッセイ第4弾
サスペンスにあふれ、スリリングな展開に目を奪われたかと思うと、ユーモアとウィットで楽しませてくれる――著者ならではの短篇集
失われてゆくものへの悲しみ、破滅へ向かうとしか思えない政治への怒りと恐怖を書きつづけて好評のエッセイ集。ますます切れる!
「週刊文春」好評連載六年目、2003年の総決算。阪神優勝に沸いた年のあんなこと、こんなこと、喜怒哀楽のすべてをこの一冊に
映画100年余りの歴史から〈アメリカ映画の世代〉を自認する著者が選んだ必見の洋画・邦画ベスト200本。一家に一冊の決定版
一向に明るくならない世の中に対してヤケをおこすわけにもいかない。夜明け前がもっとも暗いって本当? 人気連載エッセイ第2弾
イチロー、小林旭、ウディ・アレン、ビリー・ワイルダー、獅子文六、山本夏彦……さまざまな人物から見えてくるW杯の年の日本
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