作品
2021年に90歳を迎えた曽野綾子さん。老年を生きる心構えを説き、「人生百年時代」の道しるべになってくれる傑作エッセイ集。
『タンブス荘の人々』『掌で掬う人生』など円熟の極みを示す小説群に、老いや人生の上手なしまい方についての名エッセイを併録。
海外で働くカトリック聖職者の活動を支援する民間援助組織JOMASの代表を四十年務めた著者が、退任を機に活動を振返る迫真ルポ。
『神さま、それをお望みですか』から15年。海外邦人宣教者活動援助を精力的に続ける著者が見たアフリカの真実。迫真のレポート
古代アレキサンドリアの物語と現代の私たちの日常風景を結び。聖書「シラ書」を読み解きながら、家族、友、愛、死などを深く探る
核燃料輸送船「曙丸」の60日間に及ぶ無寄港航海の困難に満ちた日々を、信念ある輸送班長の視点から描く。曽野流海洋文学の集大成
一九七二年、同世代の女性六人と一人の男性公認会計士とでスタートした「海外邦人宣教者活動援助後援会」の四半世紀の活動の記録
昭和二十年、沖縄で何があったのか。生存者の証言を綿密に取材し、美化された女生徒部隊の乙女像も英雄像も排し、戦下の人間たちの姿をあからさまに描ききった問題作。(鈴木富夫)
その人のために死ねるか——真摯にして厳しい問いの中にこそ、本当の愛の姿が見える。嫁と姑。息子と母親。友人。夫婦。人間同士の関係が不思議で愛しくなるエッセイ集。(坂谷豊光)
夜明けに生誕があれば真昼には堕胎がある。生と死の両方に手をかすのが産婦人科医である。小さな病院で展開されるドラマを通して、無モラル的状況と生命の尊厳を訴える。(上総英郎)
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