作品
人間は絶対孤独で、人と人が真に分かり合うことはない。だから考え続けよ。絶望から出発するのだ。混沌とした先行きを照らす箴言集。
『保守とは何か』『国家とは何か』に続く「福田恆存入門・三部作」の完結編。文学者としての原点を示すアンソロジー。
悪、現実、歴史、西洋と日本……現代日本人にとっての根本テーマをどう考えるか? 学生相手に正確な言葉遣いで平易に語り尽くす。
文学と政治の峻別を説いた文学者の福田恆存は、政治や国家をどう論じたのか? 「個人なき国家論」への批判は今こそ読むに値する。
旧来の「保守」像と「福田恆存」像を刷新すべく、気鋭の若手論客が最重要作品を年代別に精選した究極のアンソロジー。
「劇場への招待」「演出論」「私の演劇白書」など、全集未収録の演劇論、自ら失敗作として書籍化を断念した戲曲「恋愛合戦」を収録
松本幸四郎(白鸚)一統と文学座の共演で話題を攫った「明智光秀」、弱者天国の日本を撃つ、劇団欅の旗揚げ公演「億萬長者夫人」ほか
詩劇「崖のうへ」と、それをもとに科白を韻文で書いた「明暗」、2組の男女から立体劇空間をつくりだす「一族再會」などを収録
現代人の分裂的性格を鋭く衝いた代表作「龍を撫でた男」や、人間喜劇「現代の英雄」を収録。ラジオドラマ4作品は、初の活字化
シェイクスピア、ギリシャ悲劇の翻訳・演出に力を入れた著者のオリジナル戲曲を集大成。第一巻には、名作『キティ颱風』を収録
シェイクスピア、ギリシャ悲劇の翻訳・演出に力を入れた著者のオリジナル戲曲を集大成。
「現代かなづかい」の不合理を論證し、「歴史的かなづかひ」の合理性と論理的一貫性を詳述して國語問題の本質を剔快した不朽の名著
日本はこのままでは滅んでしまう……。イデオロギーの時代が終わって、ますます真価を高める思想家の知恵の宝箱。信じられる言葉とは何か、ご自身の眼でぜひ確かめてください。
近代化、民主主義、平和、進歩……戦後日本が依拠しつづけた〈価値〉に対する、ラジカルな批判を精選収録。流行言論に左右されず主張を一貫させた思想家のエッセンス。(佐伯彰一)
平和論はじめ戦後イデオロギーに勇気ある否!をつきつけた福田恆存の入門篇。小林秀雄と双璧をなす、偉大な批評家の言葉の宝箱
ソポクレスの「オイディプス」を始め、イプセンの「ヘッダ・ガーブラー」、ワイルドの「サロメ」、エリオットの「寺院の殺人」等八篇
圧倒的な存在感で人をうつ「リア王」を始め、「アントニーとクレオパトラ」「コリオレイナス」「十二夜」「あらし」の三悲劇と二喜劇
ロレンスの「死んだ男」「てんたう蟲」「黙示録論」に、キュリー「戦塵の旅」と永遠のベストセラー、ヘミングウェイの「老人と海」併録
近代の否定的な心理主義、理智主義に反抗して生命の根源に迄遡り人間の性の本質に肉薄する。ロレンスの長篇小説「戀する女たち」
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